神戸勤労会館において、グローバルリサーチⅡ受講生(2年)3名と未来創造コース2期生(3年)1名が神戸YMCA主催のワークショップに参加しました。今回は「難民と暮らす」というテーマで日本のアパートにおけるトラブルや仮想国における日本人とのトラブルなどを実際の話に基づいた内容でロールプレイが行われました。
〈生徒の感想〉
自国の人と他国の人の意見がそれぞれ全く違うながらも全員が正論であって、妥協点を見つけるの難しかった。神戸にはたくさんの外国人が暮らしていて、今回話し合ったような問題は日常的に起きていると思う。将来グローバル化が進んだりオリンピック開催などで移民が増え、今回のような話し合いになった時、「どれだけ他人の意見を尊重出来るか」が共生していく上で一番大切なことだろうと感じた。
このワークショップのロールプレイを通じて、価値観の違う人と一緒に暮らすことの難しさ、その問題を解決するための妥協点を考えることが大変なことがわかった。自分は日本人が難民になった時の場合を演じたけど、4人で話し合っただけでも時間内に解決策は見つからなかった。実際は多分難民よりも自国の人の方が多く、言語も通じにくいと考えられるので難民の主張は曲げられやすいと思う。このような問題は常にどこかで起こっていて、難民の方は大変な思いをしていると思う。問題が起こる原因には、価値観の違いだけでなく、難民に対する偏見もあると考えられる。難民と暮らすためには、このような偏見をなくし、同じ場所に暮らす人として平等にお互いに折り合いをつけるべきだと思う。
今回難民ワークショップに参加して、多文化共生の難しさを感じた。日本人には日本人の価値観があり、外国人には外国人の価値観がある。その中でお互いが妥協点を見つけて、仲良くしていく。簡単そうにみえてなかなか難しいのだなと感じた。今回行った「ベトナム料理の匂いの問題」についてのシュミレーションでも、「譲り合ったらいいのに」と思っていたが、想像以上にお互いが妥協点を見出すことは難しかった。ただシュミレーションを行う中で、日本人が外国からやってくる人に対して偏見をもち、差別することはおかしいことだなと感じた。今回のワークショップを参考にこれからの研究をすすめていきたい。
このワークショップでは文化の違いを感じた。自分が臭いとは思わないものが異文化の人は臭いと思うかもしれない。こうした意見の食い違いの中で両者納得の方向へ導くのは難しい。他の班では本当に言い合いになってしまったが、自分たちの班では譲り合っていたのでうまく和解できた。自分も将来海外で暮らそうと思っているので、我慢しないといけないこともあるだろうと思った。聴覚障害の方のお手伝いをすることで要点をまとめることが大切だと思った。