今日は、北条高校の入り口正面にある「学而思(まなびておもう)」の石碑についてご紹介します。
昔の字なので右から左に、『学而思』と読みます。これは、「学びて思わざればすなわちくらし、思いて学ばざればすなわちあやうし」という論語の教えをあらわしたもので、学校通信のタイトルにもなっています。字は昭和31年に、当時の相原校長先生が日本で初めてノーベル賞を受賞された湯川秀樹博士に書いていただいたものです。新制高校となって初めての校長である相原校長先生の熱意が湯川博士に届いたのだと思います。北条高校で真剣に学び成長してほしいという思いが伝わってきます。
素人の私から見ても、とても整った端正な字です。書道がご専門の出石高校の岸本校長先生も、「あの字は素晴らしい」と絶賛されていました。
当初、この石碑(石板)は池のほとりにあった図書館の入り口にあって、そのために図書館は「学思館」と呼ばれていました。現在も北条高校の図書館報は「学思館報」という名前です。