ベトナム研修2日目の午前は、ハロン湾のフィールドワークでした。兵庫高校で一隻の船を貸し切り、ハロン湾にある鍾乳洞へと向かいました。移動中の船では、ハロン湾港湾事務所のトゥエンさんによる講義が行われました。
その中で、ハロン湾の水質汚染の経緯(石炭の発掘、海外からの観光客の増加、外国資本によるハロン湾の開発など)、ハロン湾の水質汚染の改善に向けてJICA等の組織と協力しながら実施しているプロジェクトの例、現在600隻にも登っている観光船のオーナーへの指導、人と自然との共生を目指した子供達への環境保護の意識向上に向けた指導、マングローブ林を増やすことで水質を浄化すること、こういった活動への過去の兵庫高校の生徒の参加に関する紹介もしていただきました。
鍾乳洞に到着後は、約1時間半かけて鍾乳洞内部の散策・フィールドワークを行い、自然の力の大きさ、時間の壮大さを体感することができました。最後には、マングローブ林を見学し、具体的な取り組みに関する説明を受け、多くの課題を知ることができました。
この後は、昼食を食べ午後のプログラムへと移ります。