迷走台風の影響が心配されましたが、無事に2学期がスタート。

始業式では「収穫を問ふ勿れ、ただ耕耘を問へ」という言葉を紹介しました。この言葉は、中国の曾国藩の言葉で、結果ばかりにこだわるのでなく、その過程がとても大切であり、過程を大切にすることが結果につながるという意味の、とても含蓄のある言葉です。生徒達は、日々、自分自身の将来に向かい必要な知識・技能をつけること、幸せな人生を送るために豊かな心を育成すること、学校行事や部活動を通して成長すること、…など自分の定めた目標に向かって日々様々な教育活動に取り組んでいます。それは、言い換えると「耕耘」です。ついつい「収穫」「結果」を気にしてしまいますが、本当に問わなければならないのは、「どのように学習に取り組んできたのか、どのように学校行事や部活動に取り組んできたのか、どれだけ目標を達成するために取り組んだのか…」という「耕耘」「過程」の部分なのです。「収穫」＝「結果」は「耕耘」がしっかりあってこそ実現するものです。

３年生は進路実現に向けて集大成の2学期です。「収穫」「結果」ばかり気にして浮き足立ったり、不安になったりせず、今まで積み重ねた「耕耘」「過程」を土台に、自信を持って進路を実現させてください。１，２年生は、飛躍のための準備の時期です。学習に対しては前向きに、生活面では自律を意識し、学校行事、特別活動、部活動に主体的に取り組んで下さい。きっとその積み重ね「耕耘」が自分自身のこれからの財産となり、「収穫」「結果」へとつながっていきます。

この言葉を私自身も肝に銘じ、これからも「三方よし」の学校づくりをめざしたいと思います。これから始まる２学期、「耕耘」「過程」を大切に、全力で学校生活に取り組んでもらいたいものです。