1年生農園芸『綿づくり報告その1』

今年度より、1年生農園芸で新しい取り組みが始まりました。神戸市より、神戸ワイナリーの圃場(ほじょう)の一角(約120坪)をお借りして、綿づくりに取り組んでいます。

西脇にある団体『365COTTON(サブロクコットン)』様にご協力を頂き、綿を栽培し、収穫した綿を納品し代わりに播州織の布を頂きます。その布で、ものづくり・販売コースがトートバックやコースター、エプロンなどの縫製品を制作しイベント等で販売します。

4月20日に『365COTTON』様より2名の方に学校へ来ていただき、種と布を贈呈していただきました。大地に種をまき、育て、収穫する喜びと、糸や布から服などがどのようにつくられ、どのように社会に出ていくのかということを取り組みを通して理解し、環境や文化などにも興味を持ってほしいというお話を聞かせていただきました。

早速4月後半より、畑の耕うん、畝立て、種と綿の分離作業、種植え、灌水(かんすい)、除草、などに取り組んできました。道具の使い方や、身体の正しい使い方、それぞれの工程の意味など学習しながら、綿の成長を楽しみに栽培を進めています。

 

栽培、収穫の喜びと合わせて、『365COTTON』様との連携の意味に気づき、自分たちが作った綿が服になって新たな価値を持つこと、環境保全を意識しながら栽培に携わることなど目的意識を広げながら取り組んでいってほしいと思います。

綿の栽培では、種植えから発芽、双葉、本葉が出て、すくすくと育っています。農園芸は、6時間続きの1日作業ですが体調管理に気をつけ、作業に集中して取り組んでいます。また、生徒達も新しい経験の中で様々な気づきを通して日々成長しています。