西神戸アートギャラリー『世界のお面』

現在の3年生が、2年生の最後に美術の時間に制作した『世界のお面』です。お面の歴史や意味など勉強した後に、お面の活用方法や背景もイメージしながら制作しました。

素材は、厚紙とホッチキスのみ。2cm、4cmの幅で厚紙を短冊状に切り、素材の持つ特性「折る、丸める、組む、重ねる、切る」を生かしながら世界に一つだけのお面を作りあげました。ホッチキスで止めながらお面の形に造形していきました。

シンプルな素材、制作方法ですが、一人一人工夫を凝らしキラッと光る個性的なお面を完成させました。

振り返りの「このお面はどんな場面で使用しますか。想像を膨らませて書きましょう。」の問いには、

・森で熊に出会ったときにこのお面を使用して仲間だと思わせて、身の安全を守ります。

・鳥の神様と話ややりとりするときに使い、平和を願うために使うお面。

・無心になりたい時に使いたいと思います。心の状態を理解したい時。

など書かれていました。

「お面作りで工夫したところ、苦労したところ、見てもらいたいところ。」の問いには、

・工夫したところは目や口や鼻などが数字になっていることです。見てもらいたいことは目の丸みの所です。

・目の所とくちばしの部分は苦労しました。工夫したところは、強度を高めるところです。ホッチキスがたくさんあるのはその証です。

・躍動感のあるお面を作ることができたので楽しい気分で見てもらいたいです。

など、しっかりと書かれていました。

美術の目的は「よく見ること、よく考えること」ということを実践できた充実した取り組みとなりました。