今年度の神戸ワイナリーの新酒祭は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮して、例年よりも規模を縮小して実施されることになり、それに合わせて「神戸ワイナリー秋の感謝フェア」という名称で実施されました。西神戸高等特別支援学校は、2年生コースの生徒が参加し、感染予防対策を綿密に行って安全に実施できるよう、準備段階から充分に考えながら活動に取り組みました。
初日の10月24日(土)は、「ものづくり販売コース」と「メンテナンス物流コース」の生徒が参加し、焼き菓子(ビスケット)、手作りブレスレット、赤/白ぶどうジュース(ボトル)の販売、会場内の清掃やチラシ配りの活動を行いました。2日目の10月25日(日)は、「福祉サービスコース」と「メンテナンス物流コース」の生徒が参加し、ホットコーヒーとぶどうジュースのカップ販売、会場清掃の活動を行いました。
販売を行った生徒は、最初こそ緊張した様子でしたが、時間がたつにつれて次第に緊張もほぐれ、学校で練習してきた力を十分に発揮することができました。おかげさまで、お店はご好評をいただき、順調に商品も売れ、想定よりも早く売り切れ状態になりました。売り切れ後もお客様がお見えになるなど、本校のイベント活動が地域に定着していることを感じることができました。また、「メンテナンス物流」の生徒の活動も板についてきて、ほうきとちりとりセットを持ち、きびきびと場内のゴミを片付けていきました。たくさんの方から「ご苦労さん」とお声をかけていただき、活動に一層の力が入りました。
生徒にとって学校で練習したことを地域イベントで実践できるいい機会となり、手ごたえを感じるとともに新たな課題が見つかるなど、次へのステップに向かうよい活動になりました。ご来場いただきました多数の皆様のご来訪やお声がけが生徒たちの励ましとなりました。ありがとうございました。