3学年農業「火をおこしてみた&大根ポトフをつくってみた」

3学年の選択農業の最後の授業で「焼き芋」を焼いてみました。
もちろん、単なる「焼き芋パーティー」の類ではなく、れっきとした授業。

キャンプだけでなく、災害が起きた際によく見られるものの一つに「たき火」
があります。火というのはそこにあるだけで安心したり、暖をとったり、
調理をしたりすることができます。
一方で火は管理を誤ると人の命や財産ばかりか生態系にも影響を及ぼす
恐ろしい存在でもあります。

だからと言って、今後一生火を使わないのかと言われればそうではありません。
火の使い方や管理の仕方を実際に体験してもらうことにしました。



落ち葉を農場の一角に掘られた穴の中に敷いて、
校内にある廃木材を空気が通るように組み立てていきます。

 


新聞にマッチで着火して、そこから落ち葉や廃木材に火を移していきます。
乾燥した廃木材とはいえ、なかなか火がつかないので周囲に落ちている
小枝などを集めて着火しやすいようにします。

粘り強く火が付くように対応していたら、20分ほどで安定した火力を
得ることができました。
周囲へ飛び火しないように気を付けながら、燃焼を継続させて火の中に
アルミホイルで包んだサツマイモを投入してしばらく焼きます。
火が落ち着いた状態というのは温度が低いかといえば、
そうではなく非常に高い温度となっており、そこでじっくりサツマイモを
焼くことができました。

最後はバケツに貯めていた水で一気に消火。
煙と水蒸気が一気に襲ってきたこともあり、そこにいた生徒も教師も
煙たい思いをしました。
でも、ちゃんと火が消えていたので大丈夫でした!


一方、農業倉庫でも畑で抜いてきた大根をコンソメで煮込んでいました。

大根のポトフを作って頂きました。

もちろん大根だけではさみしいので、3学年の畑にあったブロッコリーや
紫キャベツも投入しました。
そして2年生のカブも少し頂いて(2学年のみんな。ありがとう!)
そして、水菜もいれて盛りだくさんになりました。
紫キャベツは色移りしないように下茹でしたりして少し本格的な料理のような
感じにもなっていました。

 
 

自分たちで収穫した野菜をその場で食べるのですから、美味しくないはずがありません。



水菜はお浸しにして頂きました。歯ごたえがとても心地よかったです!
 


煙たい思いをして焼いたサツマイモも、しっとりしてとても美味しく
仕上がっていました。
自分たちが育てた野菜(+α)を味わってみることができました。
思い出に残る最後の授業となりました。

admin について

高特Web管理者
カテゴリー: 令和06年度, 第3学年, 農業 パーマリンク