5月もいよいよ後半になりました。6月1日(月)から学校は再開しますが、いかがお過ごしですか。
全県で緊急事態宣言が解除されて、新型コロナウイルス感染に関する混乱も収束(しゅうそく)するような雰囲気(ふんいき)ですが、感染を防ぐためには、これからの心構(こころがま)えが重要になると思われます。
休校期間中、体力がダウンしている人も多いかもしれませんが、『生活の記録』や各教科から配信される課題にしっかりと取り組んで、学校再開に向けて、体調を整(ととの)えて下さい。
さて、学校を出て、建石筋を500mほど南下すると、御前浜(おまえはま)があります。この御前浜の東側に写真の建物があります。江戸末期の1866年に完成したものですが、これは何でしょうか。
①江戸末期の灯台(とうだい)
②江戸末期の反射(はんしゃ)炉(ろ)(製鉄(せいてつ)をする施設)
③防衛(ぼうえい)のための砲台(ほうだい)(大砲(たいほう)を設置するための台座(だいざ))
答え:③
この建物は、西宮砲台といいます。江戸末期の1863年に、外国船による来襲(らいしゅう)に備えて、幕府の軍艦(ぐんかん)奉行(ぶぎょう)の勝海舟(かつ・かいしゅう)の命(めい)により建設され、1866年に完成しました。
兵庫県内には5つの砲台が設置され、神戸市にある和田(わだ)岬(みさき)砲台もその一つです。高さ12m、周囲53mで国の史跡(しせき)に指定されています。2層(そう)目の□部に大砲の筒口(つつくち)を設置します。
西宮も、幕末の混乱期(こんらんき)において、重要な軍事(ぐんじ)拠点(きょてん)であったことが伺(うかが)えます。御前浜清掃に行ったときに見るのもよいでしょう。
これを機(き)に、西宮の歴史を感じてもらえれば、ありがたいです。
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