北高 校長室から 246 「校旗」を新調しました

高校には「校旗」というものがあることは、多くの方々はご存じだと思われます。しかし、それが人目に触れるのは、入学式や卒業式といった「式典」のときくらいで、それ以外の時には、誰も気にしていないと思います。

しかし神戸北高の場合、体育大会でも、本部席横に終日置いているのです。生徒会長が掲げて入場行進し、そのまま置くのだと思います。私がこれまで勤務した高校全てでそうしていたかは不確かですが、基本的にいいことだと思います。そうでないと、先に書いたように年に2回しか衆目に触れないので…。

で、私が赴任した年、昨年度9月の体育大会のとき、近くでしげしげと校旗を見て、私は驚きました。体育館で行う入学式や卒業式では、なかなか近くでじっくり校旗を見ることはないですから、この時が初めてでした。なぜ驚いたかと言うのは、あまりにもボロボロだったからです!

創立当時のままと思われるので、間もなく50才。そりゃ、ボロボロにもなりますよね。そこで、すぐに経理担当者と話をしたのですが、校旗を新たに作るには、何十万円という大きなお金がかかります。もう既に下半期にさしかかっていたので、昨年度の予算から拠出することは無理でした。そのため、今年度に持ち越しとなり、ようやく実現したのです。

この厳かさ、重厚さ。とっても立派です!

校章や学校名は分厚い刺繍で、両面とも同じデザインです。この新しい校旗が北高生や保護者の皆さまの目に触れるのは、来年2月の卒業式となります。覚えておられたら、卒業式のときに新しい校旗に目をやってみてください。

この第二代目となる校旗、次の半世紀には、どんな神戸北高校の姿を見ることになるのでしょうか。そして、この新しい校旗がまたボロボロになって新調しなければならない頃、北高は、創立百周年を迎えているのでしょうか。

神戸北高校は、再来年度(令和4年度)に、創立50周年を迎えます。この年度の秋には、創立50周年記念式典が執り行われます。

※校章の由来については、こちらをご覧ください

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥