北高 校長室から 230 「からとコンサート」

「『淡河校舎シリーズ』を再開する」と言いながら、まだ書けておらず、申し訳ありません。書く内容は、最低2本ほどは決まっているのですが…。
というわけで、また日常の話題、本日10月18日(日)に実施した「からとコンサート」のお話です。

これは、今年度新規の行事です。発端は、運動部の「代替試合」のように、吹奏楽部にとっての「代替試合/晴れ舞台」でした。しかし、紆余曲折があり、結局は今日のコンサートに3年生は参加しませんでした。

コンサートと言えば、人が多く集まるもの。それは今の世情では難しいのですが、観客を唐櫃台住民と出演者の関係者に限定し、最大200名までと設定しました。でも、たくさんの方々が来てくださって「密」になるのも困りますが、観客がいなくてガラガラというのも問題です。

結果から言うと、ちょうど程良い人数の方々に来ていただきました。また、出演者の関係者だけではなく、純粋に「唐櫃台の住民」の方々にも多くお越しいただきました。

上の写真では観客はガラガラに近く見えますが、実際には、延べ数で百名ほどでした。自習室として休日に解放している図書室で勉強していた3年生や、野球部員などの北高生も含めてですが。密にならなくて、来てくださった方々にとっても安心だったのではないでしょうか。

実は、特に今年度の北高吹奏楽部は、部員数減に悩んでいます。今日出演したのは、2年生のみ。現在、2年生はわずか4名しかいません。でも、少ないながら、現存部員はできる限りの積極的な活動をしています。

もう上の写真でお分かりの通り、今日は、北高吹奏楽部だけでなく、神戸北ジュニアバンド も出演してくれました。これは、北高にほぼ隣接する市立唐櫃小学校のK先生が平成22年4月に始められたバンドで、今では神戸市内はもちろん、阪神地区の児童も参加しているそうです。

上の最後の写真に写っているのは、昨年度まで北高で吹奏楽部の顧問をしていたO先生(今年度他の高校に異動)で、今日は特別に参加してくれたのですが、なんと彼は、かつてこのバンドのメンバーであったそうです。「平成22年」というと、私にとっては「こないだ」なのに、その頃の彼は、そんなに小さかったのか…と、改めて自分のトシを感じました(笑)

今日のコンサートは、3部構成でした。まず、神戸北ジュニアバンド。次に、神戸北高校吹奏楽部。休憩を挟んで最後には、その両者合同での演奏でした。

またまた無計画で下手なものですが、コンサートなので、写真だけではなく、「音」(動画)でもご紹介しようと思います。どれも YouTube の「限定公開」です。

■まずは、神戸北ジュニアバンドの「パプリカ」から。ユニフォームがカッコイイですね。

■続いては、我が神戸北高校吹奏楽部です。
2本に分けて、1本目は A Whole New World。2本目は短く3曲。おもちゃの兵隊のマーチ(絶対聞き覚えがあるはず)、ジブリ・メドレー、そして大ヒット曲 世界に一つだけの花 です。

■最後に、「神戸北」2バンド、北高吹奏楽部と神戸北ジュニアバンドの合同バンドです!

今年の新企画であった「からとコンサート」、コロナ禍のために積極的な勧誘ができず、多くの観客に来ていただけないなど、制約の多い中での実施となりましたが、結果を見ると大成功でした。正確に言うと、「こぢんまりとしたミニコンサート」となり、今の社会情勢にも合った程良いものになったと思います。

来年度は、コロナ禍も収束していることを願います。そして、その際には、もっと大々的に地域の方向けのコンサートが開けることを心から祈っています。

本日聴きに来てくださった皆さま、ありがとうございました!

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥