北高 校長室から 152 休校中の学習支援 +中庭

コロナウイルスと関係は深いですが、緊急ではありません。

現在5月6日までの休校が決まっていますが、6日の時点で全て解決して学校が再開するとも思えません。
そうなると、長期化する休校中の「学習支援」が、新たな課題として浮上してきます。

■北高3学年では、進路が関わる大切な年度の始まりですので、既に4月8日から、オンラインの各種システムを用いて、生徒の把握や学習支援を行っています。

3学年の教員が使っているツールは、まずは、Z会が運営する Edmodo エドモド と呼ばれるサイト/アプリです。
いわゆる SNS とシステム的/機能的に似た部分も多いのかも知れませんが、一般の SNS とは区別して、LMS=Learning Management System (学習管理システム)と呼ばれています。

Edmodo を使えば、実に多くのことができます!
たとえば北高3年では、朝夕の「(ショート)ホームルーム」や授業受講者への連絡などにも使っています。

生徒側も、家庭で、自分のスマホやPCを使って参加しています。
体調を含め、生徒の様子を把握することもできます。

日々の「健康チェック」に活用している担任もいますが、言うまでもなく、システム上の教員の権限は高く、「部外者」は入れませんし、北高関係者でも、無関係な他のクラスの生徒がホームルームに出ていたりすると、退出させることもできます。

■もう一つ、ZOOM というサイト/アプリも使っています。
これは、最近になってよく聞くようになり、ご存じであったり実際に業務で使っておられる方もおられると思います。

本校で使っているものは、「40分まで無料」のものより1ランク上の学校向けバージョンです。
下の写真は、部活動(サッカー部)で ZOOM を使っている例です。
顧問を中心に、ミーティングをしているところです。

今後、休校が長期化するにつれて、より一層全校的・体系的な学習支援/生徒との連絡を考えていく必要があります。

因みに、報道もされているとおり今週月曜13日から、教職員も「在宅勤務」ができるようになっています。
私以下、北高の教職員も当然「感染に無敵」なわけではないので、この先、北高関係者から一人の感染者も出ないように慎重に行動したいと思います。

ところで、「以下別件」みたいになりますが、先週にも写真を載せた中庭の(枝垂れ桜などの)様子を見に行きました。
枝垂れ桜は、先週末くらいが満開だったのですね。
ここだけ見ていると、世の中は、大変のどかで平和です…。

この北高の中庭、見逃しそうになりますが、かなりすごいと思います。
昨年度も、校務員さんが大きく手を入れて整備してくださっていますが、もっとお金もかけてあげれば(笑)、すばらしい庭園になるのでは?

今日は、灯籠のそばのモミジの木に若葉が出ていました。
これからの季節、このように数日ごとに、木々に「新緑の季節」への変化が現れますね。

広い中庭ですが、特に私は、この灯籠があるあたりに注目しています。
写真ではよく見えませんが、伝統的な日本庭園にあるように、水も流れていて、ポテンシャルは高いと思います。

ずっと前にも一度書きましたが、この中庭を整備してベンチなども置き、生徒たちが日々憩える場にできないかと思います。

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥