北高 校長室から 142 合格者発表と説明会

臨時休校が続く中、入試関連は予定通り実施しています。
昨日3月19日(木)には合格者発表、本日20日(金・祝)には合格者説明会を行いました。

合格者発表の風景は、どこの高校でも同じです。
10時になって合格者の番号が見えるようになると、一瞬おいて大きな歓声が上がります。

昨日もそんな光景でした。
大きな歓声、ガッツポーズ、満面の笑顔、友だちと抱き合ったりする姿…。

こちらまで嬉しくなります。
が、私たちは決して忘れてはいけません。
そんなふうに嬉しさにあふれた合格者発表の会場で、目立たないけれど、必ず「泣いている」受検者がいることを。

特に今回、北高を第1志望にした受検者は、募集定員を大きく上回りました。
今回の合格者発表では、数十人が「泣いた」はずなのです。

私は、2月と3月の両方の入試作業が始まる前、教職員に言いました。
「私たち高校の者は、今回のように多くの志願者が出て『倍率』が上がると喜ぶが、受検者の保護者や中学校の先生方にとっては、決して喜ぶべきことではなく、より多くが『落とされる』としかならない。合格者発表では、私たちの行う入学者選抜の結果、『泣く』中学生がいることを決して忘れてはならない」と。

合格した受検者は、書類一式を受け取り、早速、翌日(本日)に合格者説明会に参加しました。
教員からの説明だけでなく、採寸や物品購入もありました。

本日の合格者説明会(第1学区共通日程)では、必ず保護者同伴のため、320名以上の中学生・保護者に来ていただいたことになります。

上の写真の中には「密集」して見えるものもありますが、コロナウイルス感染症対策のため、通常よりできる限りスペースを広くとっています。
更に、可能な限り短時間で終了しました。

約1.2倍の競争率をくぐり抜けた中学生の皆さんが次に登校してくれるのは、新年度来月4月6日となります。

それが終わると、その次は、いよいよ4月8日の入学式です。

今のところは、県教育委員会では、「新学期については通常どおり」としていますが、もうこれ以上新型コロナ感染症の影響が広がらないことを祈るばかりです。

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥