北高 校長室から 012 中庭の池の改装

中庭の池の「清掃」などと言うには、あまりにもスケールが大きい作業なので、「改装」とさせていただきました。

目に付きやすい場所にあるので、この中庭の池については、私も赴任直後に見に行きました。
しかし当時は、かなり立派な鯉がたくさんいるものの、水が濁っているというよりも、濃い水草の沈殿物がヘドロ状になっており、とても残念な状態でした。

そこで今回、野球部員と2名の校務員さんが、この池の「改装」作業をしてくださいました。

■before/after どころか、作業中の写真が1枚もないのが、申し訳なく、残念!

作業としては、池の水を排水する前に、まず鯉を捕まえて「移動」しなければなりません。
この作業には、野球部員が大活躍しました。
鯉を捕まえるなんて誰も慣れてなくて、この作業だけでも時間がかかりました。

校務員さんによると、この池、どこかで「水漏れ」がしているそうです。
写真で青く見えるものは、コーキング剤+防水塗料ですが、この施工後も完全に防げるかどうかは不明とのことです。

とにかく、6~8年ぶりに池をさらい、「清掃」もしていただき、非常にすっきりきれいになりました!
その後、現在では作業はもっと進んでおり、間もなく鯉も戻ってきます。

ところで、この本校の(A棟とC棟の間にある)中庭、昭和の時代には県知事の指定を受けたこともある由緒正しいものらしいです。

やがてまた別の機会に詳しくご紹介させていただきたいと思いますが、今日は一つだけおもしろいことをご紹介しましょう。

というより、上の4枚の写真を見て、何かお気付きのことはありませんか…?
1~2枚目の写真が分かりやすいでしょうか。
左手は管理棟のA(B)棟で、右手が普通教室棟のC(D)棟です。

「段差」があるのがお分かりになりますか?
A(B)棟の「2階」をそのまま右方向にスライドさせると、C棟(D)では「1階」となる、つまり、C(D)棟は一段高いところに建っているのです。

従って、ともに4階建てのA・C棟ですが、A棟の玄関から入ってC棟の4階まで行くには、「5階分」上らないといけないのです。

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥