北高生活 155 インスパイア・ハイスクール

令和5年1月9日(月・祝)に神戸北高校体育館にて、インスパイア・ハイスクールをおこないました。この事業は、県教委の事業の一環で、本校における教育活動の特色づくりを一層進めるとともに、志を持ち自らの夢の実現に向け努力する高校生が、魅力を感じる教育内容を展開するための創意工夫を支援することを目的としています。バスケットボール編では、プレー技術と基礎的なフィジカルの習得と向上、練習に対する高いモチベーションと集中力の維持、また自チームのチームメイトや地域の中学生との交流を目的として実施しました。

今年で13回目を迎えたこのクリニックは、講師に倉田 伸司氏(スポーツ・コーチング総合研究所オフィスKURACH所長)、矢野 寛人氏(ひらかたキングフィッシャーズU12専属トレーナー)のお二人をお招きし、

「バスケうまくなりたきゃ体幹とリズムを鍛えろの巻~すべては『power position』から始まる」

~「今、何をするべきか」を明確にすること~

~「何のための練習なのか」を明確にすること~

~高いモチベーションと集中力を維持させること~

~チーム力を高めること~

というテーマでみっちり約3時間のクリニックをしていただきました。過去2年間は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、規模を縮小しての開催でしたが、今年は中学生にも参加してもらい、神戸市立山田中学校の男子バスケットボール部と本校男女バスケットボール部で、総勢約40名が一堂に会してのクリニックとなりました。天候にも恵まれ、比較的暖かい体育館の中で、最初はプロジェクターを使って、これまでのクリニックの歴史を振り返ったり、今日やるプレーの映像を観たりしながら、とてもわかりやすく講義をしてくださいました。実技になると、参加生徒は普段はやっていないことや意識していなかったポイント、普段から大事にしていることなど、気づきや発見、そして再確認をしつつ、まさにいろんなことに「インスパイア」され、楽しみながらメニューに取り組んでいました。ボールを使わなくてもバスケットボールに繋がる動きがたくさん練習できること、そして何より「姿勢」の大切さが学べたのではないかと思います。また生徒だけでなく、指導者である教員にもたくさんの学びの機会となりました。改めて講師のお二方、そして参加してくださった神戸市立山田中学校男子バスケットボール部のみなさん、ありがとうございました。改めて、この場で感謝申し上げます。

来年度も地域の中学校と連携しながらこのクリニックが開催できるように、新型コロナウイルスの感染状況が収束に向かっている世の中になることを願います。

インスパイア・ハイスクール 担当教員