ごあいさつ

 兵庫県立神戸商業高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は神戸市垂水区に位置し、校舎からは瀬戸内海や明石海峡大橋を望むことができ、開放的な雰囲気のなかで学習することができる全日制商業高等学校です。古くから兵庫県内では「県商」の愛称で親しまれています。
 本校の歴史は、1878年(明治11年)神戸港の貿易発展を担う人材を育成するため、慶應義塾の福沢諭吉先生の協力により設立された神戸商業講習所に始まり、令和9年度に創立150年を迎える日本で最も歴史のある商業高校です。以来、世で活躍する人材の育成を理念として受け継ぎ、多くの優れた人材を送り出してきました。「自主・創造・感謝」の校訓のもと、真に社会をリードできる商業人の育成を目指し、日々の教育活動に取り組んでいます。
本校には商業科・情報科・会計科の3学科があります。それぞれの学科の特色を活かしながら普通教科と専門教科をバランスよく学び、商業の学習で得た知識や技術を実社会で試す取組を行っています。進路指導・キャリア教育にも力を入れており、就職実績はもとより、進学型商業高校として高い進学実績をあげています。卒業生の進路状況は、約70%が大学などへの進学、約30%が就職です。商業に関する日々の学びや体験活動、資格取得等により、推薦入試等を利用して国公立大学や私立大学への道が大きく開かれています。また、就職については、好不況にかかわらず、毎年100%の就職率を確保しています。
 これからの時代は「予測困難な社会」と言われています。本校の生徒がこのような社会を生き抜くためにも、福沢諭吉先生の教えである「独立自尊」と礼節を重んじ、諦めずに自分の可能性を追求し、困難に立ち向かうことができる人材育成に取り組んで参ります。そしてこれからも、生徒や保護者の皆様、地域の方々に「県商に行ってよかった」「県商に行かせてよかった」「ここに県商があってよかった」と思っていただけるよう努力して参ります。
 今後も本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 
 兵庫県立神戸商業高等学校
 校長  中野 卓哉