阪神淡路大震災追悼行事にて
2022年1月17日皆さん、おはようございます。
先週の始業式で、阪神淡路大震災のお話をしました。私の命も、家族の命も偶然によって生かされており、また、一寸先は闇である。だからこそ、「その日、その時を大切に、自分らしく生きる」というお話しをしました。そして、同じ兵庫県民として決して忘れないでほしいとお願いしました。
昨晩から本日早朝にかけて、三宮の東遊園地で灯籠を並べて描かれた文字が、忘年会、忘却の「忘」という字でした。震災から27年が経ち、経験者でも忘れてしまっていることがあり、忘れてはいけないという気持ちを込めた文字です。「忘」一文字で「わすれない」と読むそうです。確かに風化させず、次の世代に経験や教訓を伝え、決して忘れないことは大切です。しかし、一方「忘れたい」「忘れられない」と思っている人が居るのも事実です。大切な人を失った人、家を失った人、仕事を失った人、その後のつらい日々など忘れ去ってしまいたいと思っている人もいます。その人たちも含めて「わすれない」ということを心しなければならないと思います。
毎年1月17日前後に、新聞やテレビで震災の記事や番組があります。年々少なくなってきたことは否めません。ですから、皆さんはできるだけ目にして覚えておいて下さい。そして、その教訓を生かした水や食料など防災グッズの準備・確認をしておきましょう。また、家族で避難集合する場所の確認も。そして、災害伝言ダイヤル。覚えていますか?避難訓練時に話しましたね。そう、私の身長です。ダイヤル171も忘れないでください。