北条高校ふるさと創造部と加西市ふるさと創造部が連携した地域活性化プロジェクトの一環として「高校で恋活」というカップリング企画を実施しました。新聞の地方版でも大きく取り上げられ、読売テレビの番組でも特集される予定です。カップリングパーティというと高校とはそぐわない印象ですが、この企画はもともと、本校に今年からできたふるさと創造部が地域活性化のアイデアを考える中で、加西市の強い希望のもと、市が行っている人口増政策に少しでも貢献できればと考えて実施したものです。
企画の内容上、実際に参加者に対応するのは市の関係者にお任せし、生徒は準備や当日の裏方に徹して表には出ず、一部の男子生徒のみがゲームの説明や道案内を行いました。最後にカップルになった人の記念撮影のときだけ全員で祝福しました。
しかし、一つのイベントを企画して実行するためには、単に指示通り動くのではなく、自分で考え、周囲の状況を見て判断し、結果を予測しながら段取りして実行するという高度な主体性が要求されます。そういった意味では、表面的には華やかなイベントですが、準備と実施にはたくさんの苦労があり、その分生徒たちは大きく成長できたと思います。
ただ、大きな問題は「恋愛スキルアップ講座」なるものの講師です。加西市の担当者との話し合いの中で北条高校の先生に頼もうということになり、生徒の強引な要求に屈して、私をはじめ、松田先生、池嶋先生、山本先生4人が行うことになってしまいました。ほんとに大変でした。無理やり引っ張り込んだ3人の先生には大変申し訳なく思っています。
この企画はこれで終わりですが、ふるさと創造部は元気いっぱいなので今度はどんな企画を考えどんな無理難題を頼まれることやら、今から不安でどきどきしています。