【校長室ブログ NO220】 谷川秋夫さん来校  4月22日(火)

元ハンセン病患者で歌人でもある谷川秋夫さんが来校されました。谷川さんは普段は岡山県にある長島愛生園という施設で生活されています。今回は、出身地である加西市への里帰りが実現でき、西村市長さんや関係者の方との面談をはじめとする過密なスケジュールの中、愛生園に帰られる直前に北条高校に寄ってくださいました。谷川さんには以前に歌集の「ひまわり」寄贈していただき、各教室に配置させていただいています。また、たくさんの貴重なDVDをいただいて人権教育などに役立たせていただいています。

そして、本校放送部から、もし今回来校されることがあればぜひインタビューをしたいという申し出がありました。谷川さんに確認させていただいたところ、快くお引き受けくださり、インタビューが実現しました。谷川さんは、大変な差別やハンセン病の後遺症と闘いながら、目も見えず、体の感覚もほとんどないという状況の中で、生きることに真剣に向き合ってこられています。このインタビューでの谷川さんの言葉から、放送部の生徒も、人生の重みや、普段の当たり前の生活がどれほど幸せなことなのかを感じてくれたことと思います。生徒も、愛生園に行く機会があればぜひ行ってみたいと言っていました。

 

 

 

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