午後からは、プレゼンの本番です。研修でお世話になったMITやハーバード大学生を前にしてのプレゼンとあって、みんなちょっぴり緊張気味でしたが、練習通りに堂々と発表できました。質疑応答では、質問の意味は理解していて、その答えもわかっているようですが、それを英語で答える時に、まだぎこちなさがありました。
プレゼン終了後は、大学生が各班を回っての講評がありました。情報量が多い、速い、結論がないなどの指摘がありましたが、これらはすべて課題研究の時間に言われていることと同じです。わかってはいるが、実践するのはなかなか難しいですね。もっともっと練習をする必要がありそうです。一方では 「専門的な問題に取り組みながらも、その分析や解決策を的確に捉えていた」などの良い点を褒めていただきました。今後、フィードバックをして。次の機会に生かしてほしいと思います。
次に、生徒から大学生への質問の時間です。一つ一つの質問に丁寧に答えてくれました。関心をしたのは、一つの質問に対して一人答えたら、はい終わりではなく(生徒の場合は対外がそうである)、3人も4人も答えてくれたことです。流石だなと思いました。
さらに、プレゼン最優秀班(4班)の表彰、課題(ホームステイについての英作文)の優秀者の表彰があり、 3名の優秀者が全体の前でその作文を読み上げ、ホストファミリーとの生活について、振り返っていました。みんな、英語のわからない人が聞いても、その読み方で「とても楽しかった」ということが伝わってきました。 これで終わりかなと思ったら、さらにさらにトリップリーダーによる班別対抗のクイズゲーム(優勝は5班)がありました。今回の研修で見学したものに関するクイズですが、結構正解する班が多かったことに、みんなちゃんと説明を聞いていたんだなと 感心させられました。みんな、本当に楽しそうにクイズの答えを考えていて、この姿を見ているだけで、本研修の楽しさが伝わってきます。この子達は本研修に参加できて幸せ者です。できれば、数が苦も数楽にしてほしいなあ。
最後に、修了証書を一人一人に手渡していただいて、7時30分ようやく午後の研修を終了しました。
これをもって、アメリカでの研修は大きなトラブルもなく、無事に終了しました。薮内先生、添乗員の森本さん、ジョアンナさんをはじめとするトリップリーダーの方々、本研修でお世話になったすべての方々に感謝申し上げたいと思います。また、本研修に参加させていただいた保護者の皆様にも、感謝申し上げます。もちろん、自宅に帰るまでが本研修であると思いますので、この後もしっかりと行動をしてほしいと思います。
彼らは、この一週間出来なかったこともありますが、本当によく頑張ったと思います。褒めてあげたいと思います。そして、大きく成長もし、大きな財産も得たと思います。天候に恵まれたのも、手助けしてくれたと思います。毎日温かく、雨が降ったのも1日だけで、幸いなことに見学がメインでほとんど室内(屋根のある所)にいたので、大きなな影響はありませんでした。
彼らは、リスニングに関しては、専門用語が多く入ったものを除き、ほぼ理解できているようでしたが、スピーキングに関しては、もっと力をつけていく必要があると思います。質問がなかなかできないのは、まだ、自分の考えを英語にできないということもあると思います。研修終盤では、友達との会話をすべて英語でしている生徒もいました。日本に帰っても、続けてやってほしいと思います。
彼らは、本研修で確かに英語に対して高い意識を持つようになり、英語力は向上したと思います。さらに英語力を付けるためにしっかりと勉強しようと思っています。しかし、本研修の目的は、世界で活躍するグローバルリーダーの育成にあります。そのリーダーになるためには、英語力だけではなく、いろいろな知識、それを応用する能力が不可欠です。彼らは、本研修によって英語のみならず、英語以外の勉強も必要であることを改めて理解できたことは、本研修の大きな成果であったと思います。
彼らの今後に大いに期待したいと思います。