京都大学大学院楠田研究室訪問

平成28年3月17日(木)14:00~16:40  70回生C2班(6名)参加

kl11.ミネラルプロセシング研究室の紹介(楠田准教授)

2.我が国のメタンハイドレート開発の現状(楠田准教授)

3.ガスハイドレート関連の研究紹介 (来年度M1の学生 脇本さん)

4.実験室見学

5.質疑応答

 

kl2【楠田研究室の研究内容についての概要】

メタンハイドレートにアプローチを行っているが、メタンハイドレート(化石燃料)だけでなく、実際に存在する雑草、ごみなどを利用し、メタン発酵(熱処理・アルカリ処理)という方法によりメタンガスを効率よく取り出す方法も研究されている。

メタンハイドレートの採掘に関しては、SGHのグループが取り組んでいる『減圧法』ではなく、『置換法』を提案している。置換法とは、CCS(Carbon dioxide Capture and Storageの略であり、二酸化炭素(CO2)の回収、貯留)の概念に基づき、大気中の余剰なCO2を海底に送り込み、それをメタンハイドレートの枠組みを破壊せずに、メタンガスとCO2ガスを置換するという方法である。この方法の利点は、ハイドレートの層を破壊しないため、地盤沈下等の可能性が低くなることと大気中のCO2を減らせるということである。ただ、まだコンピューター上の計算によると、置換させることがなかなか難しく、上手く取り出せない状況である。

さらに、採掘され得られるメタンハイドレートは硫化水素等の不純物を含んでおり、それを精製する方法、輸送や貯蔵の方法にも触れられていて、特にその研究をさかんに行っている。ハイドレートを早く生成する(早く固める)ために「イオン液体」(様々な種類のイオン液体で研究)を用いたり、混合ガスの分離のための「ガス分離膜」の開発を行ったりしている。

この研究により、海上の船の上で置換法によって得られたメタンガスを簡単な仕組みであるガス交換膜により精製し、その後、メタンガスをもう一度ハイドレート化することで、コストを下げようという方法が上記研究室が行っている研究の概要である。

 

kl3【実験室見学】

実際にハイドレートがどのようなものなのかを見学させてもらった。ハイドレートを作る装置(研究室で設計し、ガス会社等に依頼し制作してもらったもの)の調子が少し悪く、きれいなものが出来なかったが、実際にCO2のハイドレートを手に取ることができ、様子を見ることができた。

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