2016年2月18日(木) ミーティングルーム 1年生40名参加
【講師】関西学院大学教授、神戸大学大学院非常勤講師、国連フォーラム共同代表
久木田 純 先生(社会科学、教育、心理学、コミュニケーション)
【講演テーマ】 「国連ユニセフの地球規模問題解決法」
【講義内容要約】
自己紹介を兼ねて、ご自身が高校時代、浪人時代に考えていたことを話されました。
高校時代・・・アイデンティティの確立
「私は、どこからきたのか。」「宇宙と地球と私の関係」
約36億年の生物の歴史 → 遺伝子の伝達、自己保存、種の保存
⇒ 「自分の成長と幸せが、地球社会の存続、進化につながるように生きる」
⇒ 1955年から2055年までの人生計画表をつくった。
そのためには、
①自分の能力を最大限に高めて、世界を変える力をつける。
②地球の人類にやさしく生きるためにどのようなキャリアを選択すればよいか
商社マン、ジャーナリスト、研究者、外交官、国連職員への道
英語+修士号+職務経験2年+多言語体験 ⇒ 外務省の試験合格 ⇒ 国連へ
国連職員時代
(1)モルディブ 1986~1988
(2)東京 1988~1989 日本ユニセフ事業協力
(3)ナミビア 1989~1992 南ア共和国の差別の実態を見た
(4)東京 1992~1998 日本ユニセフ事業協力、アウンサン・スーチー氏と会談
(5)バングラデシュ 1998~2002 ストリートチルドレンに教育
(6)ニューヨーク 2002~2007 本部資金調達部、上級アドバイザーになる。
インド洋津波に対し、緊急支援。スリランカでは反政府軍とも接触。
ユニセフのプログラミング
(1)子供中心の総合アプローチ (2)ライフ・サイクル・アプローチ
(3)社会変革と持続可能なインパクトのためのプログラム・イノベーション
ユニセフのストラテジー
(1)アドポカシー (2)コミュニケーション (3)パートナーシップ
【まとめにかえて】
先生の体験を交えたお話に、生徒は引き込まれるように聞いていました。講義の後も多くの質問がありました。今後の課題研究や自らの生き方について、多くのヒントをいただいたようです。