第10回授業:講話「英語プレゼンテーションの技法」

平成27年9月7日(月) 大講義室 2年生47名 1年生52名参加

講師:神戸市外国語大学教授 野村 和宏 氏

P1020262b第10回授業では、野村 和宏教授(神戸市外国語大学)にプレゼンテーションの技法について話していただきました。講話はほぼすべて英語で行われ、豊富な具体例をあげながらわかりやすく、ときにユーモアも交えながら、自らプレゼンテーションのお手本を示していただきました。

講話はまず、中国語、ロシア語、スペイン語で自己紹介するというサプライズから始まり、プレゼンの基本として、PALを意識することを述べられました。PALとは、Purpose, Audience, Logisticsの略で、以下のような内容です。

 

・Purpose (Inform, Persuade, Motivate, Entertain, etc.)

・Audience (Male, Female, Age, Number, Interest, etc.)

・Logistics (When, Where, Who, How, etc)

また、プレゼンテーションの形式として以下の4つがあることを教えていただきました。

・Impromptu (given without note or preparation)

・Manuscript (given from a written script, using exact words)

・Memorized (given from memory, requiring extensive practice and preparation)

・Extemporaneous (given with a lot of preparation but the delivery is conversational and notes are rarely used)

P1020266b続いて発表時の姿勢・ジェスチャーについて注意点を述べられました。映像を流して分析したり、ユニークな実演をしたりしながら、聴衆の注意が発表内容からそれてしまわないよう、同じ姿勢やジェスチャーを繰り返し続けることは避けるというアドバイスをされました。

また、効果的なスピーチは聴衆とコンタクトをとりながら、まるでアドリブで話しているように見えること、そのためには準備と練習が欠かせないことを説かれました。さらに英語プレゼンテーションのための毎朝のトレーニングメニューとして、アルファベットや曜日、数字などを声に出して行う練習を公開していただきました。

P1020285b生徒たちは自然とひきこまれて話を熱心に聴き、質疑応答では、グループでプレゼンをするときに気をつけることは何かなど、疑問に思ったことを英語で積極的に質問し、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

生徒の声

(2年生)

・教授のジェスチャーや話し方などはとても参考になった。

・聞き手を飽きさせないような工夫がされていてよかった。

・私もあのように上手にプレゼンできるようになりたい。

・パワーポイントの使い方に無駄がなくわかりやすかった。

・プレゼンに対する日頃の努力の積み重ねが大切であるとわかっ                     た。

(1年生)

・私たちの理解度にあわせてプレゼンを進めてくださりわかりや                     すかった。

・英語で軽快に話すための練習方法を知ることができた。

・無意識な行動にも気をつけなければならないとわかった。

・音読の練習がいかに大切かわかった。

・先輩方の質問から、どのような点に着目して講話を聴けば良い                     か参考になった。