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兵庫県教育委員会

記者発表

兵庫県立大学

地球核、鉄とニッケルの密度が過剰に見積られていた―「地球核の軽元素問題」の再考を促す実験結果 ―

1 発表内容要旨
 公益財団法人高輝度光科学研究センターの平尾直久主幹研究員、大石泰生主席研究員と兵庫県立大学の赤浜裕一特任教授の共同研究グループは、地球の内核の主成分である金属鉄とニッケルに対して、地球中心圧力 365 万気圧に至る圧力を実験的に再現し、圧縮特性を解明することに初めて成功しました。  
 これまで金属鉄とニッケルの圧縮特性の高圧実験は、圧力発生の技術的難しさによって 300 万気圧以下の圧力条件に限られており、地球の内核に相当する 330 〜 365 万気圧での実験データの取得が大きな課題となっていました。本実験から、地球の内核の圧 力領域において、従来考えられてきた金属鉄とニッケルの密度がそれぞれ 2.3 %、 1.5 %高く見積もられていたことが明らかになりました。この結果は、地球科学の未解決問題の一つである地球核の軽元素問題の再考を促す非常に重要な成果であるといえます。本研究成果は、米国物理学協会( AIP )が出版する科学雑誌 「 Matter and Radiation at Extremes 」の 2022 年 4 月 13 日発行のオンライン版に掲載され、米国物理学協会が発行する論文全体対象として,最も顕著な研究結果のみを特集する Scilightscience highlight )にも選ばれました。

2 問い合わせ先
 兵庫県立大学大学院理学研究科 特任教授 赤浜 裕一
 Mail:akahama@sci.u hyogo.ac.jp
 兵庫県立大学播磨理学キャンパス経営部 総務課
 電話:0791-58-0101 Mail:soumu_harima@ofc.u hyogo.ac.jp

詳細については、別添資料をご覧ください。