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兵庫県教育委員会

記者発表

兵庫県立大学

絶縁膜表面を簡便に被覆できる白金コーティング剤を開発~有機電界効果トランジスタの性能向上と応用展開に期待~

1 発表内容要旨(詳細は別添資料のとおり)
 【発表のポイント】
・新たに開発した金属錯体のコーティング剤を用いて、絶縁膜表面を溶液プロセスで簡便に被覆し、分子一層の超薄膜を作製することに成功しました。
・この超薄膜を足場として、有機半導体の薄膜を蒸着させ、有機トランジスタを作製したところ、従来法でゲート絶縁膜を修飾したトランジスタに比べ、性能の指標である移動度とオンセット電圧が向上しました。
・絶縁膜と有機半導体が接する界面は、電荷が輸送される重要な領域であり、両部材への親和性を兼ね備えた金属錯体を導入する本アプローチは、界面の構造や機能を制御する有力な手法になると期待されます。

 兵庫県立大学大学院物質理学研究科の田原圭志朗助教、阿部正明教授、小澤芳樹准教授、角屋智史助教、田島裕之教授、同工学研究科の豊田紀章教授、同高度産業科学技術研究所の春山雄一准教授ら、群馬大学大学院理工学府の藤沢潤一准教授の共同研究チームは、絶縁膜表面を簡便に被覆できる金属錯体のコーティング剤を開発し、有機トランジスタのゲート絶縁膜の化学修飾に応用することに成功しました。本研究成果は、2020 年11 月10 日にアメリカ化学会の国際学術誌「Inorganic Chemistry」にオンライン掲載されました。また、同誌で高い評価を受け、Supplementary Journal Cover に採択されており、後日ウェブサイトで公開される予定です。

詳細は別添資料をご覧ください。