冬至(とうじ)の頃 (3年 社会教養)

この冬は意外と暖かい日が続き、「今年は暖冬かな?」と思うほどです。
社会教養の授業もいよいよ今年最後を迎えました。締めくくりとして、農園で黄色く熟したレモンを収穫! そして市販のゆずやすだち、みかんと比べて香りや味の違いを体験しました。どれも「すっぱ~い!」という感想が多く聞かれましたが、「やっぱりみかんっておいしいね」と改めて感じる機会になりました。

日本では、冬至に「ゆず湯」に入る風習があります。ゆず湯には「一陽来復(いちようらいふく)」──悪いことが去って良いことが巡ってくる、という意味が込められており、厄払いと健康を願うものです。また、血行促進やリラックス効果もあるといわれています。冬至を過ぎると、昼の時間が少しずつ長くなっていきます。1年の疲れを癒すために、皆さんも自宅でゆず湯に浸かってみてはいかがでしょうか。

農園芸の授業で立派なカズラのツルや赤い実が取れたので、クリスマスリースを作りました。クリスマスが過ぎればお正月、そしてあっという間に卒業式がやってきます。残り少なくなった学校生活を、笑顔で締めくくれるように――どうぞ充実した年末年始を過ごしてください。