3年生の芸術探求の授業は「音楽」と「美術」のどちらかを生徒たちが希望に合わせて選択します。今年度の美術の前期の作品つくりは、「絵画:鉛筆画」「工芸:寄木工芸」「デザイン:神戸ワイナリーのぶどうジュースのラベル原画」を中心に取り組んでいます。
「鉛筆画」は、鉛筆画の基本的な技法や線模様の描き方を学び、表現を体験してから描いています。それぞれの生徒が、自分の表したいイメージに合わせて、線や模様、文字、イラストを鉛筆画の技法を活かしながら描いています。
「寄木工芸」では様々な木の種類や大きさの木片を組み合わせ、接着しながら自分の作りたいものを作っています。箱やスマホ立てなどの道具をイメージして作る生徒、生き物や乗り物などをイメージして作る生徒、自由に組み合わせオブジェを作る生徒など、多様な表現が生まれています。
「神戸ワイナリーのぶどうジュースのラベル原画」は、実際に販売されるぶどうジュースのラベルの原画を描きます。ジュースの原料の神戸ワイナリーのぶどうは、農園芸の授業で栽培に参加し、美術ではラベル作りに関わることができています。ラベル原画は神戸ワイナリーのプロのデザイナーの方や職員の方々に審査、選考していただき、使用作品を選んでいただきます。生徒たちは実際に商品のラベルになること、審査もあるということをイメージしながら、白ぶどうのジュース、赤ぶどうのジュースの2種類の原画を描いています。ぶどうジュースのラベル制作は今年で4年目です。今年のジュースは商品発売前のため、制作途中のラベルは紹介できませんが、昨年度のラベルを紹介させていただきます。生徒たちは、意欲的に作品つくりに取り組んでいます。それぞれの作品の完成が楽しみです。