北高 校長室から 040 3年生 夏季学習合宿

冊子には、「人生を変える3日間」と書かれています。
本日8月1日(木)から3日(土)までの三日間、淡路島南端(南あわじ市阿万)にある国立淡路青少年交流の家にて行います。

今は明石海峡大橋があるので、北高などから淡路島は「すぐ」ですが、同じ淡路島でも、南端の阿万はかなり遠いです。

「今は明石海峡大橋があるので…」と書きましたが、「ない時」を知っているのは、私くらいの世代以上ですね。
今の若い世代にとっては、「最初からある」のですね。失礼しました。

今年度は、約40名が参加しています。

全員が同じ授業を受けるのではなく、「5教科・9種類」の中から受ける授業を選択します。
受ける授業がない時には、自習室で勉強をします。

上の4枚の写真は「英語長文」ですが、これを選択している生徒数は、最も多くなっています。

上の右、英語長文の教材表紙にも、「人生を変える…」と書かれています。
今回の学習合宿によって学力や士気が上がり、合格できる大学が違ってくれば、正に「人生が変わる」かも知れませんね。

先の授業風景ですが、教室の中に入ると、生徒たちの真剣さに少し驚きました。
いや、「驚いた」などと言うのは、生徒たちに失礼かも知れません。
わざわざ希望して、宿泊してまでもここに勉強に来ているわけですから、真剣なのは至極当然ですね。

余談となりますが、ここは昔は「淡路青年の家」という名称で、毎年この季節に、兵庫県の新採用教員の初任者研修が行われていました。

初任者研修といっても、この回は各教科の指導法の研修ではなく、プールなども含めた「野外活動」、「体を動かすこと」が主体でした。
中でも、「カッター訓練(船を漕ぐ)」は、最も悪名高く、後輩に語り継がれたものでした(笑)。

しかし、この「淡路青年の家」での初任者研修も、今ではなくなり、30歳代の教員でも知りません。

更に余談を続けますと、私が高校の教員になって最初に配置されたのは、淡路島にある高校でした。
なので、私にとって淡路島は、大変懐かしい場所です。
実は、現在の淡路青少年交流の家の所長は、当時からの知り合いでもあります。

書きながら昔のことを思い出してしまいました。
徳島側(鳴門海峡)に橋が架かったのは、私が淡路島に住み始めた頃、明石側に橋が架かったのは、淡路島を離れてからだったと記憶しています。

私が淡路青少年交流の家に足を踏み入れたのは、私自身の初任者研修の時以来だと思います。
館内も一通り見回りましたが、(薄い記憶ながら)当時とかなり変わってしまっているようでした。

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥