北高 校長室から 102 校門の学校名板の補修 #6 完成

補修 #5 の続き》

先月12月16日から6回に分けて一人で作業してきた「学校名板の補修」、今日、ついに完成しました!

「背景部分を黒く塗り、文字部分は磨いて真ちゅうの地肌を出す」という工程はシンプルですが、これだけハッキリとキレイに蘇るとは思ってもいませんでした。

※補修前後の比較写真が最後にあるので、見てください。

やはり、フチを金色にした効果は絶大ですね。
横着してフチも背景と同じ黒に塗らなくてよかったです。

今日はまず、このフチ部分を金色に塗りました。
その作業用の刷毛は、百均で買った巾15mmのもの。

結局マスキングテープは使わなかったのですが、「こんな所をフリーハンドで、はみ出さずに塗れるなんて」と、自画自賛しました(笑)。

ただし、土台のコンクリート部分には、「あとで簡単に補修できるわ」と、何箇所か金色の塗料を付けてしまいました。

そして、いよいよ最後にクリヤーの吹き付け!
もちろん、フチの金色が乾くまで待ちます。

たとえコンクリートや石であろうと、ツヤが出てしまうので、外周のマスキングは必要です。

スプレーによる塗装は、「塗りにくい箇所」から塗り始めるのが鉄則。
今回の作業で塗りにくい箇所は、浮き出た文字の(高さ数ミリの)「側面」です。

特に下を向いている面なので、まずは、スプレーを下から上に吹くようにして塗ります。
もう一つの注意点は、油断すれば「簡単にタレる」こと。

このスプレー、「タレないハイソリッドタイプ」とあったので、それを信じて吹いていたところ、何箇所かタレてしまいました(汗)。
でも、乾燥後の修正はしません(きっぱり)。

昨日と違って今日は、部活動や補習などのために学校に出入りする生徒たちがいました。
外部の方を含めて、「校務員さん?」と思った人もあったかも知れませんが(笑)、声をかけてくれた人(生徒たち)、ありがとう!

中には「ありがとうございます」と言ってくれた生徒もいて、とても嬉しかった。

いかがですか?
完成後、私は、近くから遠くから何度も何度も眺めては、悦に入ってしまいました(笑)。

でも、ちょっと失敗があります。

それは、フチを塗った金色の乾燥が十分でなかったのか、その上からクリヤーを塗ると、一部が(金色が溶けて)少し流れてしまったのです。
目立ちはしませんが、日をおいて補修します。

最後に、同じ部分の「補修前と完成後」の写真を並べてみます。

も~、すごい違いですね!
※写真は一切加工してませんよ!笑

「これまでがどれだけ汚かったのか」とも言えるかも。

因みに、かかった費用は、正確には記録してませんが、多分4,000円くらいだと思います。
絶対5,000円はかかってません。

それだけの出費で、こんなにキレイになれば、コスパ的にはとても良いですね。
(手前味噌でスミマセン)

これで、今年の合格発表や入学式の日に、この前で写真を撮りたいと思う人が出れば、そんな嬉しいことはないですね。

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兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥