7月20日(日)に予定しています講演会について、塾の主催であることから、特定の塾の営利に加担することは公務員としてふさわしくないのではないかというご意見をいただきました。このことについて以下の通りご説明いたします。
まず、①私としては、特定の塾のために講演を行うという意図は全くございません。今回は他にも私から講演させてほしいという依頼をいたしましたがお断りされております。もちろん無報酬です。②したがって、もし他の塾等でこのような講演等のご要望がございましたら喜んでお話をさせていただきます。③講演の内容は「伸びる学び方」として私がこれまで培ってきたノウハウや、それを生かして北条高校で取り組んでいる画期的な実践などを紹介し、北条高校の魅力についてこれまで以上に実感していただこうと思っています。あくまでも私が目指す理想の学校像を通して北条高校の魅力を伝えたいと思いこのタイトルを考えましたが、タイトルに北条高校の文字がないことで、特定の塾のために一般の講演を行うという誤解を市民のみなさんに与え、塾にもご迷惑をおかけし申し訳なく思っております
今回の講演は、私から塾に依頼をいたしました。その経緯について少し説明をいたします。兵庫県では来年度の高校入試から、普通科の学区が拡大し、北条高校のある第3学区は、東播磨全域(明石地区、加印地区、北播磨地区)が1つの学区となります。当然、新たな学区の中で、新たな地域から生徒を獲得しようという競争は激しくなります。しかし、北条高校のある加西市は学区の西端にあり、加西市内以外の生徒にとっては通学が非常に不便であることから、生徒の流出はあっても、流入について多くは期待できない状況にあります。しかも、北条高校はこの学区拡大の前から、市外の普通科高校への生徒の流出等によって最大1学年11クラスから、現在は1学年4クラスと急激に学校規模が縮小してきました。ここで歯止めをかけなければ、北条高校が加西市からなくなってしまうのではないか・・・。そのような危機感をご理解ください。
でも、クラス減という状況にあって、現実の北条高校はとても落ち着いて、生徒たちが明るく勉強や部活動に打ち込める素晴らしい学校です。もちろんすべてが完璧というわけではありませんが、「POWER UP HIGH SCHOOL」をスローガンのもと、教職員も一生懸命頑張っています。その根底にあるのが、誰もが「伸びる」ことができる理想の学校です。そのような学校の姿を中学生や保護者のみなさんに直接伝えるとともに、子どもたちが学習を通して人として自立すること支援したいという気持ちからこのような講演をさせてほしいという依頼をいたしました。
最初にも申し上げましたように、結果として今回は1つの塾のみのという形になりましたが、私としては少しでも多くの方にお伝えしたいという気持ちです。その思いを汲んでいただき、お話をさせていただけるのであればどこでも喜んでまいります。よろしくお願いいたします。
最後に、私の不徳により様々な誤解を与えましたこと、市民の皆様や塾の皆様に深くお詫び申し上げます。