京都研修も3日目を迎え、ますます充実した一日となりました。今日は、京都大学オープンキャンパス1日目で、高校生が多く来ていましたが、本校生は、特別に教室をお借りして、講話やグループ活動をさせていただいきました。とても贅沢な時間を過ごしているのだなと、改めて、京都大学のご厚意には感謝してもしきれません。
さて、本日の1コマ目は、京都大学経営大学院の金広文特定准教授工学博士による講話でした。金先生のこれまで携わってこられた国際開発協力業務について、さまざまな興味深いエピソードを交えながら、面白おかしく、話していただきました。開発コンサルタントの仕事、求められる資質、国際協力プロジェクトの実情等、本当に経験豊富な先生ならではの講話となりました。
また、金先生の教え子の朴さんが、応援に駆けつけてくださいました。朴さんは、アメリカのIVYリーグにも合格しておられる方で、堪能な英語で、各グループに話しかけてくださいました。突然の英語にも、生徒たちは一瞬たじろぎながらも、すぐに朴さんと打ち解け、楽しく英語での会話を楽しんでいました。
今日は、各グループが自分たちの課題研究をまとめ、発表の準備をする予定でした。B班は、ロシアに日本のトイレを輸出するビジネスプランを考え、議論を深めました。また、いち早く、パワーポイントの作成に入り、最後は、リハーサルまでこなしました。
E班は、昨日に引き続き、エネルギーについての研究を進めました。かなり高度な内容を議論できました。
G班は昨日に引き続き「姫路ナビ」の研究を進めました。「姫路ナビ」の実用化に向けて、数々の課題の解決に向けて議論を重ねています。金先生や、朴先生ともじっくり英語で話をすることができました。
C班は、日本のお風呂と日本文化を海外、特にカナダに売り込もうとビジネスプランを作成中です。まだまだ検討すべきことはありますが、かなり細部まで研究が進んでいます。
A班は「姫路を国際都市に」をテーマに研究を進めていきました。じっくり議論を積み重ね、姫路市に対して政策提言ができる見込みができるようになってきました。
D班は「姫路チャリシティ化」計画を研究中です。エコシティの観点から姫路市への貢献を図ろうとしています。エコを意識して課題研究を進めてきましたが、これに市民の健康増進という副産物も加わりつつあります。
F班は、バイオマスを使用したエネルギー開発について議論を深めました。難民キャンプ等での安価で簡易な電力供給法を研究しています。世界の課題の解決とビジネスの両立が図れるか。今後の研究が楽しみです。
明日は、京都大学主催のオープンキャンパスに参加します。9日(土)の発表に向けて、それぞれのグループが最後の追い込みに入っています。今夕、井上主任が合流し、「たった2日間で随分成長したことが目に見えて分かった。」と目を細めていました。あと2日、がんばれSGH一期生!