京都研修2日目です。京都はむしむしとした曇り空。本日の日程は、西田純二特命教授によるご講話「ユビキタス技術による地域活性化」からスタートしました。
ユビキタスとは、「いつでも、どこでも、だれにでも」情報へのアクセスを可能にするという考え方です。スマートフォン等、自分たちにとって身近な技術をもとにして、どのような地域活性化が可能になるのか、生徒たち自身も考えました。
講話の後は、いよいよ本格的なグループ実習の開始です。7つのグループに分かれて、まずは具体的なテーマおよびアウトラインの設定に取り組みました。
実習場所:京都大学吉田キャンパス 総合研究2号館
- Aグループ:大演習室2
- B・Cグループ:大演習室1
- D・E・Fグループ:マルチメディア講義室
- Gグループ:小演習室2
Aグループのテーマは、「世界都市の構築」。グローバリゼーションのなかで、姫路の街の魅力をいかにPRしていくかを考えます。
B・Cグループのテーマは、「ビジネスのグローバリゼーション」。Bグループは、日本国内の「ガラパゴス的」製品を、いかに「グローバルな」市場に広げていくのかという点を課題に設定しました。
一方のCグループの課題は、日本文化のグローバル化。特にこのグループは「お風呂」の海外展開を考えていたようです。
D・E・Fグループは、「持続可能な国際社会の構築」について、考えていきます。Dグループの課題は、二酸化炭素排出量の削減と、効率的な発電の方法について。
Eグループは、バイオ燃料の活用について考えています。
Fグループの課題は、自分たちの生活する姫路の街を、いかに「エコな」街にしていくのかという点です。
Gグループのテーマは、「歴史ツーリズムと国際観光開発」について。海外からの観光客にもわかりやすい観光アプリ「姫路ナビ」の開発へ向けて、議論を進めました。
そして今日は、京都大学で学んでいる本校の卒業生2名が、研修の応援に駆けつけてくれました。京都大学での研修は、今年から始まった取組です。本校生が熱心に実習に取り組む姿を見て、2人ともとても感心した様子でした。
グループ実習の合間に、勉強や、サークル活動等、大学での生活を語ってくれた2人の卒業生の顔が、とても生き生きとしていたのが印象的でした。このように、数多くの素敵な先輩方がいることが、本校生にとっても、大きな財産となっているのだと思います。