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第4回SGH授業(講話 「姫路城を核とした歴史ツーリズムの施策 ‐現状と課題‐」)

平成26年 6月23日(月) 大講義室 生徒46名参加

講師:姫路市産業局 観光交流推進室 係長 宮崎 奈津子 氏 (西高43回生)

本時は、姫路市の観光振興の最前線でご活躍の、産業局観光交流推進室の宮崎奈津子氏をお招きし、姫路市が進める観光行政、取組、課題についてわかりやすく説明していただきました。姫路市が、人口では全国25位、工業製品出荷額全国18位、年間商品販売額全国29位であることや、姫路市をとりまく観光行政の歴史と概略を説明されたのち、観光客、特に、外国人観光客が京都、大阪などに滞在した後、姫路城には来訪するが、宿泊をせずに広島や九州地方に行ってしまうことを課題に挙げられ、市内のWIFI環境を整えることや、観光案内所の充実、ドイツのノイシュバインシュタイン城と姫路城との交流計画が進行中であることなど、多角的な取組をお聞きすることができました。また、「訪日外国人2000万人時代」に向けての取組が、官民挙げて行われていることを教えていただきました。生徒から、大河ドラマ「軍師官兵衛」終了後は、どのような戦略があるのかや、姫路城のグランドオープンをどう計画されているのか等、高校生ならではの多様な質問が出され、大盛況のうちに講話を終えることができました。

 

 

 

 

生徒の声

  • 講話を聴いて、私は姫路の状況をあまりわかっておらず、その現状や取組について多くのことが学べた。もっと市民としての自覚を持たなくてはいけないと感じた。
  • 姫路は小さいところだと思っていたけれど、実はすごいところだった。
  • 身近で、取っ付きやすい話題だった。自分の住む地の近未来について考える良い機会となった。
  • 当たり前のように見慣れてきたこの姫路の景観の中には、(看板など)私たちが気付かないところでたくさんの人の苦労や葛藤があるんだなと感心しました。
  • 外国人観光客が、あんなに美しい姫路城を見ずに通り過ぎて他県に行ってしまうのはもったいないので、他の名所ももっとPRしていかなければいけないと思った。
  • 姫路市に住んでいても、人口や経済力について何も知らなかったので、数値化されたものを見て、理解が深まった。
  • 自分の住んでいる地域のことで、より興味を持って聞けた。姫路城以外で目立つ観光地はないことは薄々気づいていたが、改めて対策が必要だと感じた。祭りなどの行事の大切さがわかった。