京大研修も3日目になりました。午前は各班のグループ実習を行いました。昨晩遅くまで議論したビジネスプランの具体的課題、データ、コストについて今朝からさらに検討を加えました。午後にはビジネスプランもかなり明確化してきました。仮説を立てそれがうまくいくかアイデアをひねり出す、その試行錯誤の苦労を痛感しているようです。よりよいプランを作りたいという強い思いと、時間内でプレゼンを形にまとめることの間で葛藤があるようです。そんな中でグループで知恵を出し合って前進する姿に、生徒たちの成長を実感します。
午後の後半は、国際協力機構の古市 正彦先生より「グローバル化と国際協力(ソーシャル)ビジネス」についてご講話をいただきました。グローバル化がもたらしたもの、東ティモール・南スーダンなどいま世界で起こっていることの背景について、対話を交えながらわかりやすく教えていただきました。その上で、国際協力ビジネスについて、蚊帳や干し芋、飲料水、眼鏡、ジュートバッグなどを例に途上国に役立つ取り組み、ビジネスとして根付く過程を詳しく学ぶことができました。援助するだけでなく、援助される側が自分たちでいいものを作りたいと考えることの大切さ、ビジネスとして儲けを出すだけでなく社会に貢献することの意義がよくわかりました。
いよいよ明日はビジネスプランの発表準備です。今夜も昨日以上に議論に熱が入りそうです。あと2日、暑い京都、刺激的な京都大学でがんばります。