平成27年1月31日(土) 於)大阪大学 講堂アセンブリーホール
主催:兵庫県教育委員会、大阪大学 後援:JICA関西 事務局:兵庫高等学校
基調講演:大阪大学大学院国際公共政策研究科 松野明久教授
パネルディスカッションコーディネーター:同 松繁寿和教授
参加生徒:
パネルディスカッション
飛岡駿佑
ポスターセッション
C班 上田翔平、大谷航平、井上凌槙、溝口健斗、坂口きと、竹田怜央、堀 真佑
D班 勝山陽菜、土井かおる、平野湧真
G班 飛岡駿佑、澤田優生子、引地萌々、関花純、村尾健太郎、中原緑、山本彩乃
第2回高校生「国際問題を考える日」に、本校から、パネリストとして飛岡君が参加しました。飛岡君は、「グローバル化の中で高校生に求められる学びとは?」という問いに対し、「個の意見を持ち、それぞれの特性を明確に主張すること、他人と議論を交わし、その中で答えを導きだすこと、その際に個性を大切にすることや、正解のない問題と向き合うことがいかに大切かをSGH事業の活動を通じて学んだ。」と主張しました。
また、ポスターセッションでは、C班(株式会社グローリーのグローバル化実現への課題)、D班(せ↑ぐうぇいプロジェクト)、G班(姫路ナビの開発)が、それぞれ練習してきた成果を発揮し、高校1年生とは思えないくらい堂々と発表することができました。
C班は、株式会社グローリーを京都大学経営管理大学院で学んだ経営分析方法で分析した結果、当社が、超優良企業であるが、製品別売上比率が偏っている(金融市場に頼りすぎている)点とタラリス社買収により、社員の3分の1が外国人となり、社内のコミュニケーションに支障が出ている点を課題として指摘し、それぞれの解決策を提示しました。高校生としては卓越した分析と、解決策の着想から、聴衆をうならせていました。
D班は、姫路城でセグウェイを走らせるプロジェクトを発表しました。これは、日本では公道を走ることが法的に許可されていないが、環境と観光の面で魅力的なセグウェイを姫路城で走らせることで、今年3月にグランドオープンする姫路城に花を添え、海外からの観光客を呼び込みたいとするプロジェクトです。また、つくば市が、特区を得て、セグウェイを公道で走らせることに成功した事例を紹介し、姫路でも特区を取得できないかと提案しました。聴衆からは、電気を使う以上、エコとは言い切れないのではないかとの指摘を受けていました。
G班は、「姫路人情ナビ」を現在開発中で、このナビを普及させて姫路に観光客を誘致したい、また、姫路の人々の温かさを観光客に知ってもらいたいと自分たちの考えを主張しました。聴衆からは、「人情をどのようにナビで扱うのか」「人々の心が温かいのは姫路だけではないのでは」等の質問を受けていました。
どのポスターセッションでも、多くの聴衆に聞いていただき、多くの質問や指摘を受け、自分達では気がついていなかったことを確認することができて、非常に有意義な一日となりました。参加させていただきありがとうございました。