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高校教育課
学校教育
写真は、左から山崎高校、篠山鳳鳴高校、香住高校、小野工業高校
兵庫県では、学びたいことが学べる魅力ある学校づくりを進めています。ここでは高等学校の魅力・特色づくりに関して、学校独自の特色ある活動やその成果を紹介しています。
地域と連携した学びの展開~共同商品開発~
和田山高校では1年生から地域と連携した学びを展開しており、3年生では総合的な探究の時間を中心に、地域課題の発見・解決や地域の魅力を発信するための商品を地元企業とともに開発しています。
地域探究班は、朝来市名産の岩津ねぎをより多くの人に知ってもらうために、青ねぎと白ねぎの配分を試行錯誤をしたり、パッケージを目にとまりやすいように工夫をして、「岩津ねぎチヂミ」を考案しました。また、商品開発班は、地域の新たな魅力発信のために、南谷農園と共同で味だけでなく見た目にもこだわった「ぶどうタルト」を製作し、「Story
of Grapes」という商品名で、販売しました。
生徒からは、「自分の考えた商品が形になってうれしい。」「販売PRの大切さや、対面販売の手ごたえを感じた。」などの感想が聞かれました。
保育所・幼稚園交流活動~福祉ボランティア類型~
福祉ボランティア類型では、保育に関する基礎知識を学ぶため「生活福祉実践」、「子どもの発達と保育」などの授業で実習を行っています。10月7日、12日、11月2日、4日、11日の5日にわたり、福祉ボランティア類型の2・3年生が近隣の唐櫃幼稚園の協力のもと、保育実習を行いました。実習では、ミニ運動会、パラバルーン、宝探しゲームなどさまざまな活動を体験し、園児との交流を深めました。
生徒からは「幼稚園の先生方は、常に園児達のことを考え、園児の目線で対応している」、「先生方がとても元気で活発に動いておられて感心した」、「あっという間の実習だった。また交流したい」などの感想が聞かれました。
~「丹波栗」のモンブランでギネス挑戦~
丹波市の県立高校3校では、地元企業などと連携し、地元特産の「丹波栗」を使ったモンブランを、オンライン上で一斉に食べるイベントを企画しています。企画では、「生徒が考えたことを自分たちの力で形にする」ことを意識し、イベントの実施方法の検討から関係機関への協力依頼、助成金の申請等まで生徒たちが行っています。プロジェクトチームの生徒は「高校生と地域の協力で成功させたい」と12月19日の本番に向けて強い気持ちを持って活動しています。参加者は11月26日まで募集しています。
華麗なるファッションショー~生活情報科~
生活情報科では毎年、個性と「播州織」を活かした衣装を製作しています。6月には文化祭で、10月には神戸三宮の阪急特設会場で、ファッションショーを開催しました。ファッションショーでは、生徒たちがモデルも務めるため、事前に上田安子服飾専門学校からプロのモデルを招き、ウォーキングの指導を受けました。創意工夫を凝らした華やかなショーは会場にいる人々を魅了しました。
生徒からは、「モデルの方の事前指導で服の見せ方や表情、頭からつま先までの姿勢など多くのことを教えていただき、自信を持ってウォーキングをすることができた」、「皆で創り上げることの大切さと裏方で支えてくれる方への感謝を忘れてはならないと感じた」などの感想が聞かれました。
~ハングル講座~
7月21日(水)、7月26日(月)に韓国民団兵庫県本部事務局長の金相英先生を講師に招き、ハングル講座を開催しました。本校生徒、保護者、地域の方々など20名が受講しました。第1回は『韓国あれこれ情報』と題して、韓国の人口、歴史、生活習慣、芸能情報などについて、第2回は『韓国よく使う日常会話のフレーズ』と題して、韓国の日常会話でよく使われる表現、フレーズについてクイズ形式で学びました。
ハングル講座としてその他に、韓国風コースターの制作などの実技講座も実施し、幅広く取り組んでいます。
生徒からは、「韓国の歴史や食事マナーを知ることで、日本の文化との違いや韓国の考え方を学ぶことができた。」、「韓国語の会話のフレーズや文字の基本について知ることができた。」などの感想が聞かれました。
演劇科1年特別講義「劇作に取り組もう」
7月16日(金)、26日(月)、8月6日(金)、16日(月)、5人のプロの劇作家や演出家を招いた特別講義「劇作講座Ⅱ」において、演劇科1年生が劇作実習を行いました。
実習では5班に分かれ、「でる」という言葉をキーワードにアイデアを出し合い、戯曲を制作し、最終日には各班の代表作品を班全員で上演しました。
「恋愛」、「奇妙・恐怖」、「ニキビ」、「進路」などバラエティー豊かな面白い作品が出来上がりました。
生徒からは、「他の人の作品を見てプラスになる要素がたくさんあった。」、「戯曲には、人の頭の中を覗ける面白さがあるので、クラスメイトのことをより深く知るきっかけになった。」、「魂を込めて物語を書いたので、他の人に読んでもらえることをとても嬉しく感じた。」などの感想が聞かれました。