EARTHとは

教育企画課

学校教育

教育企画課

設立の経緯

 阪神・淡路大震災時、避難所となり混乱した学校へ県内外から多くの教職員が応援に駆けつけ、支援いただいた。
 その教訓から、教職員による災害時の学校支援組織の設置が平成8年度の「防災教育推進協議会」で提言された。
 これを受けて平成9年度より「防災教育推進指導員養成講座」を開設し、防災や避難所運営等に関する専門的な知識や実践的な対応能力を備えた教職員の養成がはじまった。
 平成11年のトルコ大地震、台湾大地震の被災地に教育委員会事務局職員や教育復興担当教員が派遣され支援活動を行った。そのことにより、教職員による災害時の学校支援組織設置の気運が高まり、平成12年1月17日の「阪神・淡路大震災5周年教育復興の集い」において「震災・学校支援チーム(EARTH)」の設置を披露し、平成12年4月1日に発足した。
 設立当初は、防災教育推進指導員養成講座の修了者56名、阪神・淡路大震災時に学校の避難所運営に携わった教職員、教育復興担当教員など34名、アドバイザー役としてのカウンセラー5名、計95名でスタートした。
 令和5年度は、防災教育推進指導員養成講座(上級編)修了者した教諭、主幹教諭、養護教諭、栄養教諭、学校事務職員の230名に加え、カウンセラー3名を特別構成員として、233名で活動している。

組織と活動内容

研究・企画班

・EARTH訓練・研修のプログラムの企画

学校教育班

・学校教育の早期再開に向けた支援

避難所運営班

・学校内に開設された避難所の運営支援

学校給食班

・学校給食の早期再開と避難所内の食生活の支援

心のケア班

・児童生徒・保護者・教職員の安全・安心への支援

平時の活動

・防災教育に係る各種研修会等における指導助言 

・各学校での兵庫の防災教育の推進

・各地域の地域防災体制への協力

災害時の活動

・学校教育応急対策と早期再開

・児童生徒の心のケア

・学校における避難所運営支援

表彰

2008年1月 第12回防災まちづくり大賞 総務大臣賞受賞

2008年9月 防災功労者内閣総理大臣表彰