南あわじ市立阿万小学校

人権教育課

学校教育

人権教育課

令和3年度 新たな課題に対応した人権教育研究推進校としての取組

1 研究当初の児童生徒の状況と課題

 本校は、『自ら学び、心豊かに、たくましく生きる子を育む』ことをめざし、命と人権の大切さを基盤にした、豊かな人間性を養う教育を推進してきた。さらに、「学び合う喜びを実感できる子ども参画型の授業」を目指して学習過程を見直し、授業改善を継続してきた。これらの取り組みの中で、児童の学習への不安は減少し、主体的に課題解決に取組む姿勢が育ってきた。しかしながら、自尊感情の低い児童やいじめ・SNS等の様々な人権課題を抱える児童もいる。そこでこの学習スタイルを人権学習にもとり入れ、対話や学び合いを通して、人権課題を解決していく過程を大切にする授業の研究と実践を進めていくことが大切である。「互いの違いを認め合い多様な人々とともに生きること」「他者と主体的にかかわること」の大切さに迫る本校の人権学習への取り組みを通して得られる成果や課題を、保育所や中学校とも共有し、今後明らかになる新たな課題にも主体的に向き合える「自立して学び続ける児童」の育成をめざした人権教育を推し進めていく必要がある。

2 研究テーマ

  「 ともに生きる仲間づくり 」

    ~ 人権課題について、主体的に考え、判断し、解決しようとする態度を育てる ~

3 ねらい

 対話や学び合いを通して、人権課題を解決していく過程を大切にする授業の研究と実践を進め、新たな人権課題に主体的に向き合える「自立して学び続ける児童」の育成をめざす。また、「互いの違いを認め合い多様な人々と共に生きること」の大切さに迫る取組を通して自尊感情を高め、互いに認め合い、共に生きる仲間づくりを進める。

4 具体的な取組

(1)研究の概要(様式1)

(2)各領域における取組   

   ア 教科における取組        取組の概要(様式2)指導案児童の感想等
   イ 道徳における取組        取組の概要(様式2)指導案児童の感想等
   ウ 特別活動における取組      取組の概要(様式2)指導案児童の感想等
   エ 総合的な学習の時間における取組 取組の概要(様式2)指導案児童の感想等

5 成果と課題

(1)成果

教職員全員で授業研究や学習の進め方を研修することで、子どもが中心となって話し合う活動がより充実した。具体的には、ペア学習・グループ学習に加え、短冊を活用したカテゴリー分けを行うことで、自分の考えと相手の考えを比べながら聞き、伝え合うことができるようになった。一人ひとりの考えを認め合う学習スタイルへと昇華することができた。また、様々な行事や各学級の様子を仲間づくりと関連付けて壁面掲示をしたり、学校通信を通して保護者に発信したりすることができた。仲間づくりや人権について、見える形で浸透させられた。

(2)課題

コロナ禍で計画通りに行えなかった活動もあり、1年間の活動の見通しをもってカリキュラムに落とし込むことが必要である。また、より児童の変容を見取ることができるようにアンケートの内容を精査することが課題である。