自分の考えを表現するよろこびを感じる子どもを目指して(養父市立八鹿小学校)
義務教育課
学校教育

養父市立八鹿小学校の取組
養父市立八鹿小学校では、「活用・表現力」の育成に向け、研修テーマを「子どもの主体が立ち上がる国語の系統的授業の創造」、副題として「自分の考えを表現するよろこびを感じる子どもをめざして」を掲げ、課題設定の工夫と9つの観点を取り入れた授業実践という2つの柱で研究を進めてきました。
研究のきっかけ(子どもや学校のつまずき)は?
自分の考えをうまく伝えられない・・・。書くことも苦手・・・。
全国学力・学習状況調査の結果から、本校の子ども達は文章を正確に読み取ること、読み取ったことを生かして書くことに課題があることが明らかになりました。本校独自の国語アンケート結果を見ても、書くことを苦手だと感じている子どもが多くいました。伝えたい思いや考えを表現する言葉が見つからず困っている様子や、自信がもてず、全体の場での発表には抵抗を感じている様子が普段の授業や生活の中でも見られました。
そのためにどのような授業(研究)を行ったの?
課題設定の工夫と9つの観点を取り入れた授業の実践
書くことが苦手で諦めている子どもが意欲的に取り組めるように、課題設定の工夫を図りました。その際、1時間1時間の課題(小さな活用)が単元全体の課題(大きな活用)につながるように意識しました。そして、学年部毎に子どもの実態を基にした「目指す児童像」を設定し、9観点のうち、特に「活用・表現力」につながるe、g、hの3観点を取り入れた授業実践を行いました。
その授業のポイントは?(※写真をクリックすると動画が再生されます)
主人公「みき」の気持ちが一番ドキドキした場面はどこ?~各場面の共通点や相違点を意識~
※上の写真をクリックすると動画が再生されます
5つの場面それぞれを「○○なみき」と一文で表したり、心の距離の変化を図で表したりすることで、各場面の共通点や相違点に気付きやすくしています。また、自分が選んだ場面の心情を一言で言い表した気持ちカードを貼ることで、友達の考えとの共通点や相違点が一目で分かり、「そんな気持ちもあったのか」と新たな気付きが生まれます。読み取った心情を音読で表現させ、単元全体の課題「音読紙しばいをして、1年生にお話を紹介しよう」につなげています。
学校全体でどのように取り組んでいるの?
系統性をもたせて
低学年では、教材文の場面や段落を比較する学習活動を主に、中・高学年では同じ作者や同じテーマの本など、教材文以外のテクストを用いた学習活動も積極的に取り入れました。その際、板書、ワークシートやノート、掲示物、並行読書の充実など教材文と関係付けて考えられる環境を整えました。音読劇、続きのお話づくり、事典やリーフレットづくり、ブックトークなど、学年に応じてさまざまな表現方法に取り組ませました。
研究のこの先(次年度に向けて)
わくわくする学習活動の工夫改善と振り返りの充実
課題設定の工夫、3観点を取り入れた授業実践の形はできつつあります。今後は、子ども達が「わくわく」するような学習活動の工夫改善を図っていきたいと考えています。また、自分の学びを言葉で表現させる大切な活動の1つとして、国語科としての振り返りを充実させると共に、授業評価を行い、児童に自分の活用・表現力の伸びを実感させていくことが大切だと考えています。