「ふるさと兵庫の魅力に触れよう」
義務教育課
学校教育
「ふるさと兵庫 魅力発見!」には、兵庫県の魅力がたくさん掲載されています。
ここでは、「特色を生かしたまちづくり」や「兵庫の食」、「兵庫の景観」、「兵庫の産業」について紹介します。
また、「ふるさと兵庫 魅力発見!」に掲載されていることを、もっと詳しく調べられるよう、関連施設などのホームページを紹介します。
もっといろいろな兵庫の魅力が知りたい
特色を生かしたまちづくり
県内で特色を生かしたまちづくりを行っている市町を紹介します。
- 冬の空を見上げると ~気球の飛ぶ町加西~
- ほめられる町? 多可町
- 銀の山としてその名を知られた 生野銀山
- 恐竜のまち~丹波市・丹波篠山市~
兵庫の食
ひょうごの五国グルメを、クイズにして紹介します。
【但馬】
- かに料理
- 出石そば
【播磨】
- 播州ラーメン
- かつめし
- にくてん
【淡路】
- 淡路島バーガー
- 淡路島牛丼
【丹波】
- ぼたん鍋
【摂津】(神戸・阪神)
- そばめし
- いかなごのくぎ煮
兵庫の景観
県内の美しい景観について紹介します。
- 「ひょうごの景観ビューポイント150選」
- 四季によって様々な表情を見せる猿尾滝
- 四神の名を持つパワースポット 玄武洞
兵庫の産業
県内の産業について紹介します。
- STOP THE 人口減少!!自然を使った地方創生
- 山陰の名湯「湯村温泉」温泉を使った様々な取り組み
- 真南条営農組合の取り組み
- 六次産業化 ~鹿との共存~
- 世界有数のプリザーブドフラワー
「ふるさと兵庫 魅力発見!」の内容を詳しく調べたい
兵庫県教育委員会が作成している冊子「ふるさと兵庫 魅力発見!」についてもっと知りたい方はコチラ
特色を生かしたまちづくり
冬の空を見上げると ~気球の飛ぶ町加西~
冬の朝、空を見上げると気球がゆったりと浮かんでいます。
気球の飛行シーズンである11月~5月にそんな風景が加西市で見られます。
主に、土・日曜日の朝7時~9時くらいに見ることができます。
加西市の上空を気球が飛び始めたのは平成26年2月からです。
加西市は、台地上の平野が広がり、上空には比較的落ち着いた風が吹くなど、気球のフライトに適しています。
そのため、全国から訪れる多くの気球チームの人気を集めています。
平成28年10月に「気球の飛ぶまち加西条例」を制定しました。さらに,加西市は令和元年度のシーズンに機体名「KASAI PEACE BALLOON号」というオリジナル気球を作成しました。
澄んだ空に気球が飛び,そのフライトを市民が応援する。加西市ではそのようなまちづくりが行われています。
”気球の飛ぶまち加西”で検索すればフライト情報やイベント日程がわかるよ!
ほめられる町?多可町
敬老の日発祥の町としても有名な多可町で平成30年(2018年)12月にユニークな条例が可決されました。
その条例は、平成31年1月1日より施行された「一日ひと褒め条例」です。条例は、一日に一度は人を褒めるまたは感謝の気持ちを伝えることにより、互いの心を尊重し、明るく前向きな活力ある社会を築くことを目的としています。
平成30年(2018年)2月に同町商工会の若手会員らと町議会の意見交換から、「町を元気にする条例をつくろう」との案が出たことがきっかけです。SNSが発達している現代社会だからこそ、直接顔を合わせてほめることにこだわっています。
銀の山としてその名を知られた 生野銀山
信長・秀吉・家康の直轄地(ちょっかつち)に!
生野銀山は大同2年(807年)に銀が出たと伝えられます。
室町時代には開山し、自然銀を含む日本最大の鉱脈が見つかり、銀山旧記に、“銀の出ること土砂のごとし”と記されています。
その後、織田信長・豊臣秀吉の直轄(ちょっかつ)時代を経て、家康は、但馬金銀山奉行を配置。佐渡金山、石見(いわみ)銀山と並び天領として徳川幕府の財政を支えてました。
第八代将軍・吉宗の頃に最盛期を迎えました。
日本近代化の歩みを語るモデル鉱山
明治元年、政府はフランス人技師コアニエと朝倉盛明らを派遣し、官営もモデル鉱山として近代化を進め、馬車道など輸送システムを改良しました。
西洋技術を導入しながら開発した鉱山の歴史は、地域の特徴をつくり出し、生活文化にも大きな影響を及ぼしてきました。フランスの技術を導入した生野鉱山の近代化は、それまでの手掘りから器械を導入した方法へと変わり、世界一の鉱山と呼ばれるまでになりました。
生野銀山は今!「生野銀山文化ミュージアム」へ
平成23年(2011年)にオープンした生野銀山文化ミュージアムには、江戸時代までの生野銀山、明治以降の生野鉱山の歴史、探鉱・採掘・選鉱・精錬の工程、鉱山町特有の町並み、鉱山文化などのパネル展示や、生野鉱山で長く活躍された藤原寅勝コレクション609点、小野治郎八コレクション155点などの貴重な鉱物標本、「生野鉱」、「桜井鉱」始め70種以上にも及ぶ生野産出鉱石の一覧表や一部標本も展示しています。
恐竜のまち~丹波市・丹波篠山市~
「ふるさと兵庫魅力発見!」P25にもあるように、2006年、丹波市山南町の篠山層群大山下層(丹波篠山市と丹波市にまたがる地層群)から発見された日本最大級の恐竜タンバティタニス・アミキティアエ(通称丹波竜)。その後も次々に恐竜をはじめとして多くの化石が発掘されました。
それに伴って丹波市・丹波篠山市では恐竜をいかした街づくりに取り組んできました。丹波市では市役所内に丹波市役所産業経済部 恐竜・観光振興課が作られ、市を挙げての活用が進められていますし、「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム構想」として、民間の団体や有志らで構成する推進プロジェクト(兵庫県丹波県民局、丹波篠山市、丹波市、兵庫県立人と自然の博物館、(公財)兵庫丹波の森協会が活動を支援)も進められています。
丹波篠山市立「太古の生きもの館」
篠山層群から見つかった恐竜やほ乳類化石等の見学ができる体験学習施設です。
施設内部には「太古の生きもの市民研究所」が設けられているほか、篠山層群の露頭見学スペースや化石発掘体験スペースを備えています。
丹波市立丹波恐竜化石工房「ちーたんの館」
恐竜化石のクリーニング作業を行い、発掘作業の推進を図る施設であると共に、丹波竜化石の展示などによる情報発信や、体験学習の拠点でもあります。丹波竜が伝える丹波市の「自然」「歴史」「環境」「教育」「観光」を未来へと継承する拠点施設を目指しています。
「元気村かみくげ」「丹波恐竜の里公園」
恐竜発掘地のすぐそばにある施設です。地域の物産品や恐竜関連グッズを販売し、地域活性化に寄与しています。公園では実物大の丹波竜をはじめとした恐竜たちがお客様を待っています。
兵庫の食
かに料理(但馬)
【問題】
但馬では有名な松葉ガニやセコガニ。実は同じ種類のカニです。では、松葉ガニとセコガニの違いは何でしょう。
- 大きさ
- 雄と雌
- 捕れる場所
【答えはコチラ】
【答え】
2 雄と雌
ズワイガニのメスは「セコガニ」と呼ばれ、雄よりも体が小さく、腹に卵を抱えているのが特徴です。濃厚な内子、外子は絶品で、一度食べたらヤミツキに。主に旅館や民宿、お食事処でセコガニ丼やみそ汁で味わうことができます。お値段もリーズナブルなのでお土産にもぴったりです。
出石そば(但馬・豊岡市)
【問題】
出石そばの説明としてただいいものはどれでしょう。
- お椀に入れられたそばを何杯も食べる
- そば本来の味を楽しむため、薬味は一切入れない
- 江戸時代に生まれた
【答えはコチラ】
【答え】
3 江戸時代に生まれた
出石そばは、江戸時代の中ごろに生まれました。1706年に、信濃国(現在の長野県)より出石にやってきた仙谷政明(せんごくまさあきら)が、信州そばの職人を連れてきたことによって、出石にそばが伝わりました。屋台で出すときに、持ち運びが便利な皿にのせてそばを出したことが始まりだと言われています。玉子・とろろ・ねぎ・大根おろし・わさびなどの薬味をのせて、だしと一緒に食べるとおいしいよ。
播州ラーメン(播磨・西脇市など)
【問題】
播州ラーメンのスープの味として正しいものはどれでしょう。
- しょうゆをベースとした甘い味
- みそをベースとしたしょっぱい味
- 塩をベースとした塩辛い味
【答えはコチラ】
【答え】
1 しょうゆをベースとした甘い味
西脇市を中心とした北播磨のご当地ラーメン「播州ラーメン」の特徴は甘いスープです。播州ラーメンには決まったレシピが無く、それぞれのお店が工夫して作っています。半世紀以上たった今も、地域で親しまれています。
かつめし(播磨・加古川市)
【問題】
かつめしは、終戦直後に生まれたご当地グルメです。かつめしとはどんな料理でしょう。
- ご飯に衣をつけて、油で揚げてカツにする
- ご飯の上にビーフカツをのせ、タレを上からかける
- サンドウィッチのように、ビーフカツをご飯ではさむ
【答えはコチラ】
【答え】
2 ご飯の上にビーフカツをのせ、タレを上からかける
ご飯の上に平たくしたビーフカツをのせて、デミグラスソースのようなタレをかけてお箸で食べます。つけあわせのゆでたキャベツとの相性も抜群です。戦争が終わった後、お箸で気軽に食べることができる洋食として加古川で作られたのが始まりであると言われています。
にくてん(播磨・高砂市)
【問題】
高砂では、ある食べ物を「にくてん」と呼んでいます。その食べ物は何でしょう。
- 牛肉の天ぷら
- とんかつ
- お好み焼き
【答えはコチラ】
【答え】
3 お好み焼き
高砂では、お好み焼きのことをにくてんと呼んでいます。にくてんには、お好み焼きの具に加えて、じゃがいもとすじ肉が入っています。おでんの具として余ったじゃがいもとすじ肉をお好み焼きに入れたことがにくてんの始まりだと言われています。
淡路島バーガー(淡路)
【問題】
瀬戸の豊かな海と温暖な気候に恵まれた淡路島は、淡路牛やたまねぎ、レタスや海の幸といった食の宝庫です。このうち、淡路島バーガーと呼ばれるための条件は何でしょう。
- すべて淡路島の食材を使っている
- 一つでも淡路島の食材を使っている
- 淡路島で作っている
【答えはコチラ】
【答え】
3 淡路島で作っている
食べ比べしたくなるほど個性的な味はもちろんのこと、”淡路島の味を知ってほしい”という想いのもと、島内で作られたバーガーだけがこの称号を受けることができます。
淡路島牛丼(淡路)
【問題】
海・山の幸に恵まれる食材の宝庫、淡路島で誕生した淡路島牛丼。次のうち3つは淡路の食材を使うことになっていますが、その中に含まれないものは何でしょう。
- 牛肉
- たまねぎ
- しょうゆ
- 米
【答えはコチラ】
【答え】
3 しょうゆ
淡路島名産の「牛肉」「たまねぎ」「米」を使用しています。名店が自由な工夫をこらしており、お客さんにとって「食べ歩きの楽しみ」を生み出しています。地域食材を総合的に活用し、経済的価値を創出しているとして、教科書にも掲載されており、島のソウルフードとして人気を博しています。
ぼたん鍋(丹波篠山市)
【問題】
イノシシの肉を使った鍋をぼたん鍋といいます。ぼた鍋と呼ばれる理由はどれでしょう。
- イノシシの肉はぼたんの花のにおいがするから
- 大皿に並べた肉がぼたんの花のように見えるから
- 彩りをよくするためにぼたんの花を鍋に入れたから
【答えはコチラ】
【答え】
2 大皿に並べた肉がぼたんの花のように見えるから
明治時代、兵庫県篠山町でみそ仕立てのぼたん鍋が生まれました。篠山に陸軍の兵隊がやってくると、彼らはイノシシの肉をみそ汁にして食べていました。それが現在のぼたん鍋に発展したといわれています。ぼたん鍋と呼ばれる理由は、上の理由だけでなく、煮込んだ肉がぼたんの花のようになるからという説もあります。
そばめし(摂津・神戸市)
【問題】
そばめしの説明として正しいものはどれでしょう。
- 鉄板でそばとご飯を炒め、しょうゆをかける
- 鉄板でそばとご飯を炒め、ソースをかける
- 鉄板で祖母とご飯を炒め、ケチャップをかける
【答えはコチラ】
【答え】
2 鉄板でそばとご飯を炒め、ソースをかける
そばめしは、焼きそばとご飯を鉄板で炒めてソースをかけます。神戸市の長田区が発祥と言われています。最近ではそばめしをイメージした冷凍食品やふりかけも作られています。
いかなごのくぎ煮(摂津)
【問題】
春の風物詩、いかなごのくぎ煮。どうしてこのような名前がついたのでしょう。
- くぎと一緒に煮るから
- くぎのように堅いから
- 折れたくぎのように見えるから
【答えはコチラ】
【答え】
3 折れたくぎのように見えるから
いかなごのくぎ煮は、いかなごをしょうゆやみりん、砂糖と一緒に煮込んで作ります。できあがった姿が折れたくぎに見えることから、くぎ煮と呼ばれています。家庭で、くぎ煮を作ったり、作ったくぎ煮を親戚に贈るという人もおり、春になると甘い香りが漂う地域があります。このように、いかなごのくぎ煮は県民に広く愛されています。