大学進学をきっかけに神戸で暮らし始めて早3年。三宮、垂水、長田などさまざまな場所を訪れ、素敵な街やお店に出会えた。それと同時に「やっぱり、神戸は都会だ」と、とても大きなショッピングモールやデパートを見ていつも思う。しかも、神戸は電車1本で京都にも大阪にも行ける。立地が良いな~とすごく思う。神戸、というか関西最高!
さて、この記事は、アニメの原画展や展覧会には行くけど、美術館には一回も行ったことはなかった私の体験談。元々美術に興味はあったが、なかなか手を出せずにいた。そんな私が、今回勇気を出して目指したのは【兵庫県立美術館】。初めて訪れる美術館に少しドキドキしながら、最寄り駅に降り立った。


兵庫県立美術館は、阪神岩屋駅から徒歩8分。駅を見上げると緑・黄色・赤といった鮮やかな配色に目を奪われる。右上の写真は、何やらキャラクターが描かれている部分を拡大したもの。よく見てみると、カエルらしきものを発見!その他にも色んなキャラクターが描かれている。このカエルは「美かえる(みかえる)」といって、兵庫県立美術館のシンボルであるカエルの名前なんだとか。なるほど、確かに言われてみればカエルに似ている。 カラフルな色とカエルの絵で装飾された岩屋駅。≪兵庫県立美術館前≫というサブタイトルに負けぬ存在感がある。
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阪神岩屋駅を出て交差点を左にまっすぐ進み、ミュージアムロードを歩いていく。阪神高速道路の高架下をくぐると何やら巨大なオブジェが。これは恐竜かな?と思っていたら、後から調べてみると、サヤエンドウをイメージしているとのこと。サヤエンドウには全く見えなかった私。絶対に恐竜をイメージした人いるよね??と心の声が暴れ出した。 それはさておき、どんどんミュージアムロードを進んでいくと、あっという間に兵庫県立美術館が見えてくる。

「んんんん?!」県立美術館を目の前にして、屋根に気になるものを見つけた…私は、知っている。あれは、8分前に岩屋駅で見かけたあのキャラクターだ!そう!見かえる…しかも尋常じゃない大きさの、しかも立体仕様。ついさっき出会ったばかりなのに、なんだか愛着が湧いてきた(笑)これも作品のひとつらしく、県立美術館には展覧会会場だけでなく、屋外にも多数の作品が設置されており、しかも無料開放されているらしい。これは、見ないわけにはいかない!と、早速屋外エリアへと歩を進めた。

屋外探検で見つけたのは巨大な青りんご。青りんごは美術館の設計者である安藤忠雄氏が、サムエル・ウルマンの詩「青春」をモチーフにデザインしたオブジェで、フォトスポットとしても人気だ。この日はとても晴れていたので、青い空とりんごがよく合う。ふとここで、このりんごは緑なのだから緑りんごじゃない?とふと思った。これも日本ならではの言い回しなんだろうか…。
何はともあれ、改めて「時間を気にせず色んなことを体感できるひとり旅っていいな」と感じる。美術とは、芸術とは、とかそんなにごちゃごちゃと考えず、ただ目の前のものと向き合う。それが私にはしっくりくるな、と感じた。
次は、じっくりと展覧会の内容を語ってみよう。
Written by うすくろ