PTA連合会研究大会が丹波市で実施されPTA会長・副会長と校長が参加

丹波市で実際された県公立高等学校PTA連合会研究大会に参加しました

11月30日(土)、丹波市立春日文化ホールで令和6年度兵庫県公立高等学校PTA連合会研究大会ーPTCA全県研究大会ーが実施され、PTAの末吉会長と藤井副会長と共に、校長の私が参加しました。

テーマは、「PTA活動の活性化と家庭・学校・地域の連携強化~学校・家庭・地域との協働による豊かな学びの推進~」で、開会行事のあと、パラ陸上競技 走幅跳びで日本人初の7mジャンプで活躍された芦田 創(あしだ はじむ)氏による「自分と向き合う」と題した記念講演が行われました。

芦田氏は、5歳で右腕にデスモイド腫瘍を発症し、10年間の闘病生活の中で、右上肢機能障害となったことを話されました。放射線治療のため、右手だけは10歳から成長せず、左右の腕の長さが異なり、右手の方が2kgも軽いと、腕を見せてもらいました。15歳で陸上競技と出会い、アスリートとして数々の国際大会で活躍し、今年引退されました。

「好きなこと」や「自分の強み」を観客の2人で話し合う時間も取られ、「好きなことをやろう」と決めて、この身体で勝負してありのままでチャレンジしたことを話されました。頑張れたのは、母親からは「不自由だけれど不幸でない」と育てられたことで感謝の気持ちも語られました。

海外で大会に参加して思ったことは「日本人の自己肯定感」が低いこと。「私は強い」「私はできる」と言い続けることで、結果は全然変わってくることを実際に観客にも体験させていただきました。日本の教育は、ティーチングが多くてコーチングが少ない。アスリートも大学卒業くらいまでしか日本人は結果が出せない人が多いのは、メニューを決めてやらされて自分で考えてできない人が多く、「与えられすぎたら考えなくなる」ということも話されました。「教育は自立の支援」と語られたことを、今後の教育活動に生かしていきたいと思いました。

PTA活動の実践発表を3校のPTA会長が発表されました。PTCA活動の施設の花植え、防災訓練、地元のおどりへの参加など、地域と連携した取組は参考になりました。PTAは「ぱっと 楽しく 明るく」と言われたことも印象的でした。今後も、本校のPTA活動も、よろしくお願い致します。

※ 会場内での写真撮影や録音は一切禁止されていたので、玄関前の写真しかないのが残念です。