右手をなくされた岡原さんを招いて1年生が「生き方講演会」を実施しました
11月28日(木)、1年生(79回生)が、「隻腕のイチロー」と呼ばれ、数々のテレビ番組に出演されている岡原年秀氏を招いて、「自分にしかできない生き方を」と題して「生き方講演会」を行いました。岡原さんは、右手の義手を外して、講演して頂きました。
1年生は先週、HRの時間に「共生を考えるー誰もが暮らしやすい社会をめざして」を目標に、「自分のこととして心のバリアフリーを捉え具体的に行動できるようになろう!」と事前学習として班の意見交換や全体討論を行って、今日の講演会に臨みました。
岡原さんは、高校時代に野球部として活躍して会社に勤務されて29歳の時に仕事中の事故で、右手の肩から下をなくされました。この時のことを今でも覚えていると「人生が終わった」と思った当時の苦しい気持ちを話して頂きました。リハビリ中に、障害者野球に出会い、障害者野球で日本代表選手となり33歳の時に世界一になられたことも、当時放映されたテレビ番組で紹介されました。
右手が聞き手であったものを、左手でグローブでボールを受け取り放り上げて左手でボールを投げることを練習され、野球部の生徒とキャッチボールをして見せて頂きました。左手1本でボールを遠くまで飛ばすのに苦労もされたようです。
「人生が終わった、どん底であった」当時の苦しみの中から、目標を見つけて「何でもやればできる」と、生徒達には「苦しくても、絶対に諦めない」大切さと「チャレンジして欲しい」と、生徒達に熱いメッセージを伝えて頂きました。生徒達の質問にも丁寧に答えて頂きました。生徒達に「自分にしかできない生き方」の大切さが伝わる講演会になりました。ありがとうございました。