3学期終業式を実施しました~先輩として「ここだなあ」の気持ちで過ごそう~
3月22日(金)令和5年度3学期終業式を行いました。総務部長の西田先生の司会で、大内教頭先生の開式の言葉のあと、1,2年生全員で校歌を斉唱し、校長式辞を行いました。式辞の中で、今年度は通常通り実施できた学校行事を振り返り、どんな1年であったかを尋ねました。また、昔の学校での話を例に「ここだなあ」の気持ちを持って過ごして欲しいと伝えました。(後に式辞の概略を掲載)
終業式の後、生徒指導部長の北垣先生から来年度に向けた注意がありました。その後、今年度最後の表彰式を行いました。ビジネスライセンス部、書道部、生物部、科学探究科、放送部をはじめJICA国際協力エッセイコンテストや全国学芸サイエンスコンクールの表彰を行いました。多くの生徒の活躍を頼もしく思います。
【校長式辞の概略】
今から何十年も前の、周りがたんぼばかりで稲がある状況の中に木造の校舎が建っていた頃の大阪のある学校での話を例に「ここだなあ」の話をします。
超大型台風が関西を直撃して、大阪のある学校で先生や大勢の生徒が荒れ狂う風にもまれて、木造校舎がぶきみにきしむ中で、生きた心地もしなくて途方に暮れていました。その時、一人の教師が「みんな風に向かって出ろ」と言われて外に飛び出した生徒が、風に飛ばされ、自然に風下へ風下へと流されました。
「それではダメだ、はって田んぼへ出て、稲にすがって進むんだ」という教師のえらい剣幕に驚いて、生徒達は稲につかまって進んだ。まもなく大音響で、風下へ校舎が倒壊したが、一人の死傷者もなかった。
人生には、苦しいことや悲しいことや傷つくことは多いが、喜ぶことは少ないかもしれません。そんな時「ここだなあ」と思えばどうでしょう。忍耐というのは「ここだなあ」と思えば苦労も軽くなる。親切とは「ここだなあ」と思えば嫌み無く接せられる。「勇気」とは「ここだな」と思えば許せないことも許せるようになる。「ここだなあ」の稲にすがって苦難に向かって前進して欲しいと思います。
卒業した3年生は、「小野高校に入学して良かった」が96.5%、「小野高校での生活が楽しかった」が95%と大変高い満足度でした。3年生からは、「1日1日を大切に楽しみながら頑張って管愛」「最後まであきらめるな」「友達を大切にしてね」「明るく過ごせばきっと未来が開ける」などの応援のメッセージがたくさんありました。
今日の午後から新1年生が合格者説明会に来ます。新3年生は最高額年として憧れの先輩として、新2年生は中核学年として学校を支えて欲しいと思います。明日から春休みですが、4月8日に元気な顔を見せてください。