毎年恒例の夏季研修を実施しました。
8月6日(1日目)午前中は大阪大学 全学教育推進機構・大学院医学系研究科・大学院生命機能研究科スポーツ脳情報科学研究室、七五三木(しめぎ)先生の研究室を訪ねました。七五三木先生の脳とスポーツの関係について講義を受けた後、研究室を見学、実際に被験者となって実験に参加しました。
研究室は3つあり、それぞれ興味がある研究室に行きました。研究室のテーマは、研究室1:野球の打者の打撃能⼒に寄与する眼球運動の解明 研究室2:球技スポーツでボールの動きを⾒分ける運動視の機能測定等 研究室3:スポーツパフォーマンスに寄与する卓球選⼿の眼球運動特性等 どの研究室でも院生の方々が丁寧に説明してくださり、実験を体験しました。
今回の研修には3代目スミレ班のOG、小林先輩も参加。1日目の午後の春日山原始林で行ったフィールドワークには奈良女子大学の7代目スミレ班OG、山口先輩も駆けつけてくれました。
8月7日(2日目)は天川村でフィールドワークと研修。フォレストパワー協議会の杉本さんに水蒸気蒸留の方法等についてご指導いただき、杉本さんのクロモジ採集場所を案内していただきました。生物部も現地で採集の許可を頂き、現在、ウスゲクロモジの芳香水を作成しています。
宿泊はヤンソンホテルという民宿、スウェーデン人のご主人と英語でコミュニケーションし、娘さんのユヅキ、ヒナタちゃんと遊び、秋田犬2頭の散歩をしました。スウェーデン料理と創作料理に舌鼓を打ちました。(写真上左:アカヤマタケ、上右:ウスゲクロモジ、中:世話になったヤンソンホテルの人たちと、下、杉本さんの水蒸気蒸留装置)
8月8日(3日目)は大化の改新と十三重塔で有名な談山神社の社寺林でフィールドワーク。背後の多武峰(とうのみね)の遊歩道を中心に調査を行いました。(上:多武峰山頂にて、下:談山神社十三重塔の前で記念撮影)県内ではできない貴重な種のサンプリングや、自然に囲まれて宿泊する体験は研究に対する意欲が向上し、知見が深まったと実感しました。