1年生の特色類型の生徒たちが、8月3日、4日と1泊2日の日程で、京都府にある『丹後海と星の見える丘公園』へフィールド実習に行ってきました。
途中、渋滞等ありましたが、夏のあお~い日本海を眺めながら、昼前には現地に到着。
1日目、昼食後は、海の実習。「漂着ゴミ」についての調査や学習です。日本海の透明度の高いこの地域で、驚く結果が。。。とっしー先生の誘導のもと、砂浜に入って、足を水につけたりして少しだけ夏の日本海を楽しみました。一方ゴミに目を向けると、どんどんゴミが集まる。私たちが知っている海水浴場は、地元の人たちが清掃してくれていたのです。海の周辺で出るゴミは2割、その他8割はもっと内陸で出たものが川の流れに乗って運ばれてきた物だそう。西宮の海よりも確かに水はきれいだけど、ゴミは結構ある。それに今回は見つからなかったけど、韓国、朝鮮、中国など海外からのゴミも多いのがこの日本海側の特徴。
漂着物の調査の後は、人の暮らしやここに住む生物のお勉強を少し。集めた生き物としては、ウニが多かったかな~
部屋に戻ってから、砂浜の不純物調査。砂の中から、ゴミやマイクロプラスチック、微少な発泡スチロールなどの人工物を取り除きます。これまでにここに来た他校の生徒たちも同じ事をしたにもかかわらず、いくらやってもまだまだ出てくるようで、こんなにきれいな日本海周辺環境も、ゴミにやられているのが意外でした。
夕食は、ちらし寿司でした。段取りよく配膳を終え食堂の方々の「全部食べてね~」という言葉を受けて、勇者たちがおかわりを重ねて完食★☆★
夜も予定通りグループ学習をしてから、就寝。
「海と星が見える公園」の名前の通り、夜空にはたくさんの星がきらめき、満月の翌日で月もとてもキレイでした。
2日目の朝は少し余裕もあり、朝ご飯を堪能しました。丁寧に一つ一つ作っていただいているご飯は本当においしかったです。中には、ご飯を山盛り?てんこ盛り?どれだけ食べるの?という生徒もいました。
2日目、朝食後は、森の実習。「里山」について学びます。日本一小さな「はっちょうトンボ」を観察し、はっちょうトンボが育つ環境が今の日本では貴重なことや、森と海との関係、この周辺が「魚つき保安林」に指定されている理由など、たくさん知識を得ながら、ぐるっと山を一周して下草を刈ったり、間伐材をまきの長さにそろえるなどして実習を終えました。
とても暑い2日間でしたが、参加生徒たちのいきいきとした表情や、新しいことや知らないことに興味関心を抱き、調べようとしたり考えようとする姿勢が、とても素晴らしく、生徒たちにとって有意義な時間になったと思います。
現地のスタッフの皆さん、バスの運転手さん、お世話になりありがとうございました。企画・引率していただいた先生方、お疲れ様でした。ご心配くださった先生方、ご理解いただいた保護者の皆さまに感謝申し上げます。