44回生 夏休み社会見学 JICA

8月10日(金)
44回生の総合的な学習の時間では自己を見つめ、将来の進学や職業選択に備えて授業を進めています。夏休みにも「未来に触れる」というテーマで課題を出していますが、その一環として夏休みに3か所の社会見学を実施することになりました。
今回は8月10日(金)に行われたJICA(ジャイカ)での様子を報告します。

JICAの正式名称は独立行政法人 国際協力機構で、関西センターが神戸市中央区のHAT神戸にあります。 海外青年協力隊という活動などで知られています。

現地集合で集まった参加者たちはまず、担当の遊川彰宏氏からJICAという組織や活動について話を聞きました。世界の国の4分の3以上が途上国であり支援を必要としているということや、日本が援助する側だけでなく、戦後や先の東日本大震災などでは支援を受ける側だったことなどを改めて学びました。

次は海外青年協力隊として2年間スリランカで環境教育(ゴミの分別回収など)に取り組んだ高森靖氏の体験談を聞きました。

「今やっている勉強が役に立ちそうに思えなくても将来決して無駄にはならない」そして「大人になってからも勉強は続くので、今ちゃんと勉強する習慣をつけておくことが大切だ」など貴重なアドバイスをいただきました。

その後は施設見学へと続き、普段は見ることのできない建物の上層階(宿泊棟)へ行くと
海外からの研修生が講義を受けている部屋があり中へ招かれました。

研修生の国籍はパプアニューギニア、インドネシア、ネパール、イエメン、イラクなど様々で、日本の土木技術ついて話をしている最中でしたが、しばらくしてお互いに質問大会になり本校生もカタコトの英語で精いっぱい答えていました。

1階のピロティには世界の子供たちが描いた絵が飾られていました。

資料室では本を手に取って見たり、展示室では民族衣装を着てみたり積極的に異文化に触れている様子が印象的でした。

生徒の中から、将来世界を視野に活躍する人が出てきたら嬉しく思います。