兵庫県立柏原高等学校 公式WEB
兵庫県立柏原高等学校

学校経営の重点

 
教 育 目 標
校訓―「進取創造」「質実剛健」「敬愛和協」を理念として、知性・徳性を磨き、身体を鍛錬し、その体得体現に努め、人類・社会に貢献する人材を育てる。

1 学校経営の重点

「翔(と)びたて柏高! 丹波からTAMBAへ!!」

  ~地元から、世界から、ふるさと丹波を支える人づくり~

(1)重点目標1 進む伝統校であり続ける。

伝統の良さを引き継ぐとともに、激動の時代に「進取創造」の精神を持ちながら、未来への道を切り拓き、たくましく次代を生きる生徒を育てる。

 ア 各種研究指定に積極的に取り組み、生徒の主体的な学びを引き出す。

 イ 生徒個々や新学習指導要領、新入試制度に対応するため、習熟度別授業、ICT活用、授業形態・内容の工夫等、授業改善に積極的に取り組む。

 ウ 医療関係志望者、教員志望者、公務員志望者の養成セミナー等の充実を図り、生徒の進路実現のために学習指導の充実と進路指導体制を構築する。国公立大学70名以上、難関私立大学70名以上の達成を目指す。

(2)重点目標2 文科省指定事業の推進。

 文部科学省指定事業「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」に積極的に取り組み、生徒の可能性を引き上げる。

ア 「丹BAL」(探求型学習)、課題解決学習、国際交流のさらなる充実を図る。研究推進部を中心に立案された取り組みを、各学年、各専門部、各教科で工夫、改善を図り学校全体で生徒の可能性を伸ばす。

イ 教科横断型設定科目の研究等、カリキュラムマネジメントを推し進めていく。文科省指定事業推進のため、丹波市との連携強化、TV会議システム等の活用など持続活動な取り組みを目指す。

(3)重点目標3 生徒一人一人に応じた対応を研究する。

ア 特別な支援を要する生徒への指導の在り方について、ユニバーサルな授業づくりについて研修し、教職員全体での共通理解を深めていく。

イ 人権教育、多様性の観点から、差別やいじめを許さない空気を醸成し、安心・安全な学校環境を整える。

 (4)重点目標4  勤務の適正化の取組

 ア 従事時間申告表の提出、My定時退勤日、ノー会議デー、ノー部活デーの実施、年次休暇の計画的な取得により、ワークライフバランスの充実を図る。

 イ 日頃から円滑なコミュニケーションを図り、相談しやすい雰囲気の醸成、協力・協働の職場環境づくりを進める。

2 教科指導及び生徒指導(特別活動を含む)の重点

 (1) 教科指導の重点

 ア 各教科における基礎的・基本的内容を検討し、系統性や指導の適時性にも配慮しつつ継続的な学習指導の充実を図る。また、研究授業や公開授業、校内研修などを通じ、教員の指導力の向上に努める。

 イ 生徒の実態に応じた教育課程を編成し、指導方法を工夫するとともに、ものごとに主体的・能動的に取り組む個性豊かで創造的な人材の育成を図る。

 ウ 評価の工夫・改善を進め、一人一人の個性や可能性の伸長に努める。

 エ コンピュータ等情報教育機器の効果的利用の研究を進め、情報及び情報を得る手段を主体的に選択し活用する能力や情報に対する責任感等を育成する。

 オ アクティブラーニング授業の導入や課題指導の研究を進め、生徒の学習意欲向上や課題解決に向けた自主的な学習態度の育成を図る。

 カ 授業「探究」、「総合的な探究の時間」「総合的な学習の時間」、読書指導等を通して学力向上の基盤となる「学ぶこと」「知ること」の喜びを理解させる。

(2) 生徒指導(特別活動を含む)の重点

 ア 生徒が生徒会行事や各学校行事に積極的に参加する姿勢を育成し、日常生活が活気に満ちたものになるよう努める。

 イ 生徒が、望ましい生活習慣を確立することで、心身の健康や安全、問題行動の予防につながるよう努める。

 ウ 生徒の問題行動については、各学年、各部との連携を図りつつ、その予防を第一とするが、発生した事案については迅速に対応する。

 エ 体育大会、文化発表会、生徒大会などの行事を、生徒会執行部を中心に企画・運営し、生徒がそれらに生き生きと参加することを通して、部活動、生徒会活動の活性化を図る。

 オ 生徒状況をよく観察・把握し、「いじめ」の認知に務める。認知した際には、いじめ対応チームの会議を開催し、被害生徒の救済に向けて速やかに対応する。(いじめ認知の取り組みの一環として、「いじめアンケート」を学期に1回以上行う。)

 カ 生徒会、部活動、有志などによるボランティア活動(募金活動、校外での清掃活動等)に積極的に取り組ませる。

 キ 教育相談、キャンパスカウンセラーの活用や中学校、保護者、関係諸機関と適切な連携をとり、問題の解決を図る。

 ク 登下校の巡回指導や交通安全教育、不審者や情報犯罪などへの対応についても関係機関と連携を図り、協力して指導にあたる。

 ケ 性教育、薬物乱用防止教育、インターネットによるトラブル防止教育などの講演会を効果的に計画、実施する。

3 健康管理に関する指導の重点

(1) 学校における様々な学習活動・体験活動を通して、自ら健康で安全な生活を実現しようとする意欲・能力・態度を育てる。

(2) 体育・スポーツ活動を始め、あらゆる教育活動を通して、公正・責任・協力等の心を培うとともに、生涯にわたって自他の健康・安全・清潔な生活を実現しようとする姿勢や態度を養う。

(3)  家庭・学校医・関係機関と密接な連携を図り、一人一人に目を向けた適切な健康管理に努める。

(4)  保健だよりをはじめ、感染予防、献血等のパンフレットの活用や啓発活動を通じて、自らを取り巻く健康問題を意識し、身近な健康問題から世界に広がる健康問題にまで 関心を高められるよう指導する。

(5) 応急処置法の習得や防災訓練を工夫して、緊急時にも適切に対応できる能力の育成を図り、ともに生きていこうとする意欲や実践力を培う。

(6) 性教育(エイズ教育を含む)、命の教育、薬物乱用防止教育などについて、講演会等を通して常に新しく、正確な知識・情報を提供し、正しい行動選択ができる力を養う。

4 研究テーマ

(1)「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」指定校として、地域の課題について考えることを切り口として、社会的な課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身につけ、地域の未来を切り拓く生徒、国際的に活躍できるグローバルリーダーを育成する。

(2) ひょうご学力向上サポート事業に指定

 新たに実施される「大学入学共通テスト」に対応した学習・指導方法を研究する。

(3) 研究授業・公開授業の工夫や主体的・対話的で深い学びの視点からの授業力の向上、思考力・判断力・表現力を養う学習指導の充実による生徒の学力向上と進路実現

(4) 特別な支援を要する生徒への指導体制の構築

5 高校生ふるさと貢献活動事業

(1) 「ちょっとボランティア」

 年3回、保護者等と連携し、学校周辺であいさつ運動、清掃活動を行う。生徒会を中心に、全学年からボランティアを募り実施する。

(2) 小・中・高連携事業

 コーラス部・吹奏楽部が地域の小学校や中学校と合同で地域の方々を楽しませる演奏会を実施する。サッカー部、野球部、テニス部、ソフトボール部、吹奏楽部が、小学生・中学生を招いて合同練習会を実施する。

(3) 「ようこそ先輩コンサート」

 地域の音楽家と本校コーラス部・吹奏楽部・ギター部生徒による合同コンサートを本校で実施し、地域のみなさんを招待する。

6 高校生就業体験事業

(1) 「進路探究WEEK」

 大学や短大等から講師を招き、進路希望分野の知識を深めると同時に、各分野の内容の理解を深めることで、より円滑な進路実現を図る。

(2) 「インターンシップ」「教員インターンシップ」

 就職希望者等が、兵庫県庁、丹波教育事務所、丹波市役所、地元企業等において、教職志望者が、丹波市内の小・中・特別支援学校において就業体験を実施し、各職種や教職への理解を深める。

(3) 「ローカルキャリア教員養成セミナー」「地域医療系人材養成プログラム」

 教員志望者、看護師志望者を対象に、それぞれ講義等を開催し、教職や看護職に対する理解を深め、意欲の向上を図る。

(4) 「医療系進路説明会」「看護・医療に係る就労体験」 

 丹波医療センター等と連携し、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、歯科衛生士等による説明会、看護体験、理学療法体験等を実施して職業理解を深める。

(5) 「地域公務員養成プログラム」「起業マインド養成プログラム」

 地域課題に関する課題研究等を通して、将来地域を支える起業家、公務員として活躍できる人材を育成する。

(6) 「模擬面接指導」

 地域の企業、ハローワーク、PTA、学校が合同で就職希望者の面接指導を行い、社会人となる自覚を高める。

(7) 「職業インタビュー」

 1年生が職業に関するインタビューを行い、「働く」ことへの理解を深め、将来社会で活躍する基盤をつくる。

7 高校生キャリアノートの活用

 1年生の進路HRや総合的な学習の時間の中で「高校生キャリアノート」を活用して、自分の適性を理解し職業観を確立し、適切な文理選択と進路実現に役立てる。

8 県立高校特色づくり推進事業(インスパイア・ハイスクール)

 世界の一線で活躍する科学者の講義を聴講する機会を設け、更に知識を深めたいと考える生徒を対象に大学での実験実習を行う。

 加えて、理科部の活動・成果を「理科」「探究」「総合的な探究の時間」「総合的な学習の時間」の教科に還元し課題研究、探究活動をより一層深め、国際社会で活躍できる人材を育成する。