「自立して社会へ」
――その夢を確かな現実に変える場所、それが播磨特別支援学校の就業技術科です。本学科は、軽度知的障害のある生徒が企業就労を目指すための職業教育に重点を置いた専門学科です。最大の特徴は、現場さながらの設備で行われる充実した作業実習プログラム。生産(木工)、園芸、工芸(陶芸)、環境(皮革工芸)といった多様なコースから自分に合った作業学習を通して、社会人として働く基礎的な姿勢や体力、即戦力となるスキルを磨きます。また、技術だけでなく、挨拶やマナー、報告・連絡・相談といった社会人としての「基盤」を日々の学校生活や様々な活動の中で丁寧に育みます。「働きたい」という意欲を、確かな「自信」と「実力」へ。専任のスタッフによる丁寧な就職サポート体制も整っています。一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、社会の中で自分らしく輝く未来を全力でバックアップします。新しい一歩を、ここから共に踏み出しましょう。
就業技術科の特色と教育課程
知的障害者を対象とした教育課程で、職業教育を主とし、就労する力の習得を目指す専門学科です。社会生活や職業生活に必要な基本的な能力や態度を身に付けることを中心に学習します。全県学区としており、通学には自力での登下校が必要となりますが、県内各地から主体的に通う生徒が在籍しています。公共交通機関の利用や時間管理、安全意識を身に付けることで、自立した生活や将来の社会参加につながる力を育んでいます。
◎入学者選考受検の要件はこちらをご覧下さい。
◎教育課程の特色
作業学習・販売実習・職業体験実習(産業現場における実習)・サービス系(ビルクリーニング・喫茶サービス・物流品出し)の実践学習など、職業的自立を目指した学習を丁寧に行っています。また、国語や数学などの基礎教科を履修することで、知的障害のある生徒に対し、教育課程全体を通して自己理解を進めながら、社会的自立を目指す教育を行っています。
◎教育課程
こちらをご覧下さい。
就業技術科の特徴の一つ、職業実習を主とした教育「製作実習(作業学習)」があります。以下に、その内容をご紹介します。
製作実習の4つのコース
生産コース
木の温もりに触れ、確かな技術と働く喜びを学ぶ「生産コース」。木工を中心とした本格的な実習を通じ、作業指示の理解から機械操作まで、ものづくりの基礎を徹底して身につけます。「指示を正しく守る」「丁寧に仕上げる」「仲間と協力する」といった、社会自立に欠かせない実践的な態度を育むのが私たちの目標です。一つひとつの製品に心を込め、働く意欲に満ちた社会人を目指して、一歩ずつ成長できる環境がここにはあります。
園芸コース土に触れ、命を育む喜びを通じて「働く基礎」を築く「園芸コース」。季節に応じた花の栽培実習を中心に、種まきから収穫、出荷・販売までの一連の工程を本格的に学びます。天候に左右される農作業を通じ、粘り強く取り組む体力や、状況に応じた判断力、仲間と連携する力を養います。「かわいい」「きれい」というお客様の笑顔を支えに、責任感を持って誠実に働く、社会人を目指します。
工芸コース
土から形を創り出し、使う人の心を豊かにする「工芸コース」。陶芸を中心とした実習を通じて、成形から絵付け、窯焚きまでの一連の工程を学びます。指先の感覚を研ぎ澄ませて粘土に向き合うことで、高い集中力と丁寧な手仕事を身につけます。規格に合わせた製品作りや納期の意識を通じ、職人としての「こだわり」と「責任感」を育成。自分の作品が生活の中で使われる喜びを糧に、社会を支える誠実なものづくりを目指します。
環境コース天然素材の息吹を感じ、価値ある一品を創り出す「環境コース」。皮革の裁断や縫製、アクセサリー製作といった繊細な手仕事を通じ、確かな加工技術を習得します。一つの製品を完成させるための粘り強い集中力と、素材を大切にする心を育むのが私たちの教育です。流行やニーズを意識した製品開発を通じ、使う人の喜びを想像する力を養成。「長く愛されるものづくり」を通じて、社会に貢献する喜びと自信を育みます。