こんにちは!今年度ミュージアムサポーターズとして活動しているミケと申します。これから美術館の魅力を多くの方に伝えていけるようがんばります!
私は先日、兵庫県立美術館で開催されている「県立ミュージアムズ連携企画 ミュージアムのミステリー」展を見てきました。6つのテーマに分けて、多くの作品や資料が展示されていました。その中でも、私が気になった作品や体験コーナーについて紹介していきます。
まず、私が気になった作品は、2つ目のテーマ「神秘」にあった谷原菜摘子さんの《創世記》という作品です。様々な色が使われ、かなりインパクトのある作品で、遠目から見てもすごく目を惹かれる作品です。そして、近くでよく見ると、ビロードに作品が描かれているのがわかり、絵に描かれている動物たちの毛並みがリアルに描かれている作品で、とても面白い作品だなと思いました。

谷原菜摘子 《創世記》 2021年 兵庫県立美術館

谷原菜摘子 《創世記》(部分)2021年 兵庫県立美術館
次に気になった作品は、3つ目のテーマ「不思議」にあった横尾忠則さんの《消えた橋》という作品です。この作品は横尾さんが幼いころ、ふるさとの河にかかる橋が大雨で流されていくのをみたという、覚えている記憶の中で一番古い光景を描いたものだそうです。1つの絵の中に河のもつ様々な一面が描かれており、自然のなかを流れる河の美しさに感動するとともに、時には恐怖となりうる河の恐ろしさを感じ、とても印象深い作品だなと思います。

横尾忠則 《消えた橋》1999年 横尾忠則現代美術館
そして最後にとても面白いなと思った作品は、4つ目のテーマ「謎」にあった、グループ〈位〉の《非人称人間(13体)》です。最初この展示を見たとき、非人称人間が1体だけがぽつんと置かれており、一瞬なにこれ⁉と驚きましたが、見ているうちになにかを訴えてくるように感じ、なにを訴えているのかすごく気になると同時に、ほかの12体は??と思い、探してもすぐには見つけられませんでした。
ほかの作品を見て、さあ次の展示を見ようと後ろを見た瞬間、ありました!
あまりにも唐突ですごく驚きましたが、展覧会にいらっしゃっていた他の方々も皆さん驚かれており、作品の配置ひとつとっても、すごくこだわられていると感じ、とても面白いなと思いました。


グループ〈位〉 《非人称人間(13体)》(部分)1967年/2004年再制作 兵庫県立美術館
この展覧会全体を通して私が抱いた感想は、この展覧会は美術作品をみて鑑賞するという従来のものとは異なり、見るだけでなく、近くで観察し、ときには笑い、不思議だなと感じられる、とても面白い展覧会だなと思いました。また、小さいお子さんを連れた方でも、大人も子供も楽しむことができる展覧会だと思いました。
テーマごとに絵だけでなく、立体作品も多く展示されており、飽きることなく作品を見ることができ、そして、少し疲れてきたころに体験コーナーと工作コーナーがありました。
体験コーナーには土器の破片がいくつかあり、それを組み合わせて土器を組み立てるパズルのようなものがありました。私も実際にやってみましたが、意外と難しく、かなりコツがいるなと思いました。


そして、その横には工作コーナーがあり、子供たちが作品を作れるように様々な工作の道具や材料が置かれており、その後ろには保護者の方々が座れるようなベンチもあり、とても配慮されているなと思いました。私が見学したのはちょうど七夕の頃でしたので、壁に多くの七夕の絵や飾りがあり、とても華やかで、かわいらしいなと思いました。

今回は特別展である「ミュージアムのミステリー」に焦点を当てていろいろと紹介してきましたが、これ以外にも兵庫県立美術館には様々な常設の展示があります。
Ando Galleryには、こども本の森をはじめとした、さまざまな安藤忠雄さんの建築模型があります。また「海のデッキ」には印象的な青りんごのオブジェなどもあり、とても楽しめる美術館です!みなさんもぜひ一度、兵庫県立美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

なお、「ミュージアムのミステリー」展は9月13日まで開催されています。
(Written by ミケ)